「スピード」「コンスタンティン」「マトリックス」シリーズなどで、アクション映画のイメージが強いキアヌ・リーヴス主演。
そして、監督は『マトリックス』でスタントマンを務めたチャド・スタエルスキと、斬新かつスタイリッシュなアクションが見どころな「ジョン・ウィック」シリーズ。
2014年に第一作目の「ジョン・ウィック」が公開され、最新作の2019年公開の「ジョン・ウィック:パラベラム」までで世界興行収入:$582,002,423を叩き出している大人気シリーズ作品となっています。
今後も、2022年にシリーズ4作目が予定されており最終的には5部作になる予定。
そんな「ジョン・ウィック」シリーズの公開済み3作品を一気におさらい。
ジョン・ウィック シリーズとは??
キアヌ・リーブスが演じるのは、かつて裏社会で「ブギーマン(闇の者)」や「ババヤガー」などと呼ばれ恐れられた引退した伝説的な殺し屋 ジョン・ウィック。
そんな彼が、ある出来事をきっかけに裏社会にカムバックし色々な裏社会の事情に巻き込まれていく。
自身の平穏と信念のために、裏社会を相手取りバッサバッサと敵をなぎ倒していく爽快・スタイリッシュなアクション映画シリーズ。
ちなみに、3作品目の「ジョン・ウィック:パラベラム」までで、ジョン・ウィックのキルカウントは380名※に及び、次作で確実に400人を超える。これまでの3作品の合計上映時間が@354分なので、1人当たり54秒程度でお亡くなりになっている事からも爽快感は感じて頂けるのでは無いでしょうか?※視聴者によるカウント
なお、ジョン・ウィックのシリーズ累計のキルカウント380名は沖縄県の離島である津堅島の人口とほぼ同じ。殺し過ぎ…。敵が死にすぎて「ジョン・ウィック:チャプター2」の劇中で殺されたマフィアの皆さんを偲ぶ追悼式が公式でアップされた模様
ジョン・ウィック シリーズの見る順番
というわけで、観る順番についてですが…。
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1)ジョン・ウィック(2014年)
2)ジョン・ウィック:チャプター2(2017年)
3)ジョン・ウィック:パラベラム(2019年)
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公開順で観てもらうと何の問題もありません。というか、公開順以外で観ると”?”になるので、ダメ絶対!
全作品を見ると354分掛かるので日にちを分けて観ることをお勧めしますが、シリーズが進むにつれ人間関係/組織が複雑化するので、出来るだけ詰めて観ることを推奨です!
ジョン・ウィック シリーズ4作目を前に用語を復習したい方はコチラからどうぞ。
ジョン・ウィック シリーズの各作品紹介
ジョン・ウィック(2014年)
あらすじ/ストーリー
伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)。暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、それをロシアン・マフィアによって奪われる。怒りと憎しみに支配された彼は、封印していた殺しのスキルをよみがえらせ、ロシアン・マフィアへのリベンジを果たすことを決意し……。
出典:シネマトゥデイ
ジョン・ウィック:レビュー/感想
キアヌ・リーブス「完全復活」と話題を呼んだ第一作目。
カンフーにガンアクションにと、”GUN FU(ガンフー)”的なアクションシーンは見所/見応え十分。
この映画撮影時のキアヌ・リーブスの年齢は49歳になっているのですが、キレッキレです。
スーツ姿に身を包み、平均1分間に0.76人の悪人が殺される。爽快かつ圧倒的なスピード感で描かれ、その描写も非常にスタイリッシュ。
愛する人のために裏社会を抜け、愛するものの為に裏社会に復帰する彼ですが、理由やマフィア組織自体を相手にすると言うようなところはツッコんではいけない。ツッコみなんて無粋ですよ。
個人的には、カムバックの理由を作ったヨセフ・タラソフ( アルフィー・アレン)がツボ。
本当にバカ息子を演じさせたら彼の右に出るものはいないんじゃ無いだろうか…。
ジョン・ウィック:チャプター2(2017年)
あらすじ/ストーリー
リベンジから5日後、伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)はイタリアンマフィアのサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)から新たな殺人を依頼される。殺し屋稼業から足を洗い静かな生活を望むジョンは断るが、サンティーノによって思い出深い家をバズーカ砲で木っ端みじんにされてしまう。さらにサンティーノに7億円の懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋のターゲットとなり……。
出典:シネマトゥデイ
ジョン・ウィック:チャプター2:レビュー/感想
まさかの前作の5日後からスタート。
舞台はローマに。そして敵対するのもイタリアンマフィアに自身の懸賞金を目的にした大量の犯罪者たちと前作よりもスケールアップ。
もちろん平均分殺も1.05Kill/mと前作を上回るスピードで展開される。
この作品から、どんな契約よりも重たい誓い「血の誓印」や、世界各地の犯罪組織たちを束ねる「主席連合」とかビックリするような組織や、懸賞金の確認できる犯罪者(≒暗殺者)専用のグローバルなネットサービスが展開される。
当たり前だが、こんなトンデモ設定でもツッコんではいけない。スタイリッシュに無視して受け入れ世界観を楽しむベシである。
怒涛の展開に、前作から変わらない流れるようなアクションシーン。あっという間に時間が流れる。本当に面白い。
ジョン・ウィック:パラベラム(2019年)
あらすじ/ストーリー
テロ事件から世界を守ったシークレットサービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は、過裏社会の聖域コンチネンタルホテルでの不殺のおきてを破ってしまった殺し屋のジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は、裏社会を束ねる組織の粛清の対象になる。1,400万ドルの賞金を懸けられ、刺客たちと壮絶な死闘を繰り広げて満身創痍のジョンは、以前“血の誓印”を交わしたソフィア(ハル・ベリー)の協力を得ようとモロッコへ向かう。
出典:シネマトゥデイ
ジョン・ウィック:パラベラム:レビュー/感想
最新話にして、個人的にはシリーズ最高作品。
興行収入も前2作品を大きく上回っているので、世間的にもですが…。とは言っても「ジョン・ウィック:パラベラム」からシリーズを観だすのは厳禁×
前作で登場した「血の誓印」とか、「主席連合」とかが日常単語の様に登場するので絶対に1作目から観るように。
全世界の犯罪者がほぼ敵な今作では、もちろん平均分殺も1.34Kill/mとシリーズ最高速を記録。
多分1作品でのキルカウント175人は世界最高峰かもしれない。というかキルカウント上位10位まで全てジョン・ウィック シリーズかもしれない。
もう色んなものを詰め込み過ぎて、目まぐるしく変わる展開や膨大なよく分からない、必要のない情報をガンガン頭に流し込まれます。そんな中スピード感のあるアクションシーンを観ていると謎の疾走感と多幸感が生まれてくる不思議。
このシーンを観て頂いただけでも、情報量の多さに驚くと思う。
・金看板の文字は信州味噌
・ニューヨークなのに、価格設定は円
・この寿司屋の大将は実は、忍者集団を率いる暗殺者
ちなみにこのシーンの後ろではきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」が流れている。
もはやパニック寸前であるが、ツッコんではいけない。
何度も言うがこういった無駄な情報はスタイリッシュに無視して受け入れ世界観を楽しむベシなのである。
また、今作では撮影時53歳のハル・ベリー演ずるソフィアが登場する。
猟犬2匹を使いながら、敵をなぎ倒す「コンチネンタル・ホテル・モロッコ」の支配人なのですが、すごくカッコいいです。年齢のことばかり言うのもなんですが”全く”年齢を感じません。本当に凄い。もう一回「キャット・ウーマン」できるんじゃないかしら?
という訳で、長々書きましたが3部作と言われても納得できるクオリティと、今までの要素を凝縮したこの作品。是非観て頂きたい…。
ジョン・ウィック シリーズ:新作4作目について
「ジョン・ウィック4」については原題もまだ公表されていませんが、現時点では2022年5月27日に全米公開を予定されています。主要な舞台についてはベルリンとパリとの事ですが、ニューヨークと日本で追加撮影される(された?)予定。舞台が世界を股にかけるだけにコロナ禍の影響をモロに受けそうですが、公開が非常に楽しみです。
ちなみに映画シリーズは5作品となる予定ですが、映画シリーズとは別に2つのスピンオフドラマのプロジェクトも進められおり、全作品では合計7作品で構成される見込みです。
ジョン・ウィック シリーズ4作目を前に用語を復習したい方は次ページをご覧ください!!
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