きっと一度は、どれかの作品は観た事がある人が多い『ジュラシック・パーク+ワールド』シリーズ。
一度観たからと言って、『ジュラシック・パーク+ワールド』シリーズを分かった気になってませんか!?
今回は、『ジュラシック・パーク+ワールド』シリーズに散りばめられたオマージュや、裏話をトリビアとして紹介していきます!映り込んでいるシーンも説明していますので、地上波での放送時や久々に観る際なんかに、確認しながら観てもらえると“きっと”もっと楽しめるハズ!
あなたの知らなかった『ジュラシック・パーク+ワールド』の世界にようこそ。
『ジュラシック・パーク』のトリビア
デニス・ネドリーが『ジョーズ』を観てる。
パークのシステムを1人でプログラミングしたプログラマーであるデニス・ネドリーが、ジョン・ハモンドに給料の値上げを要求しているシーン。仕事中であるにもかかわらず、モニターでチェスをするなど仕事を舐めきってますが…複数ある内のモニターの一つでスティーブン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』を見ています。
この後『ジュラシック・パーク』で大きな事故の引き金となるキャラクターですが、こんな奴をなぜ採用したのか本当に謎…
「ヴェロキラプトル」は本当は“デイノニクス”
冒頭でアラン・グラント博士が不真面目な少年に対して如何にヴェロキラプトルが恐ろしい恐竜であったか話していましたが…『ジュラシック・パーク』に登場する個体は、サイズ感などを考えても本来のヴェロキラプトルではありません。
これは映画でモデルとされたのはデイノニクスであり、監督のスティーヴン・スピルバーグが「ヴェロキラプトル」という名前を気に入ったため、デイノニクスの体にヴェロキラプトルという名前という複雑な恐竜になったのが理由。
しかし、このヴェロキラプトルの設定は『ジュラシック・ワールド』の新3部作にも引き継がれ、最早ヴェロキラプトルと言えば、このサイズ感が浸透してしまう切欠に。
ディロフォサウルスは創作が過ぎて、最早別物…
本来のディロフォサウルスは頭骨には対になった2枚のトサカ状の物がついている結構、大きめ(5-7メートル)の肉食恐竜。
『ジュラシック・パーク』ではデニス・ネドリーの車の中にお邪魔できる程に小型化し、エリマケトカゲの様なフリルを持ち、更には毒まで吐きつけるというトンデモ恐竜に。
創作が過ぎて、名前だけ同じだで本来の恐竜とは全くの別モノとなっている。『ジュラシック・パーク』を観た後に図鑑で探してガッカリする恐竜の代表格。
クライマックスでラプトルに映る文字列は…
『ジュラシック・パーク』のクライマックスでアラン・グラント博士一行を追いかけるラプトルに投射される文字列。これはラプトルのDNA配列!“人”が恐竜を産み出すために必要なデータが、”人”殺そうとしている産み出された恐竜に投射されるという、皮肉たっぷりのシーン。
このシーンに関しては、意味が分からないと少し??となるシーンかも知れない。
ジープに泥で描かれたメッセージ
『ジュラシック・パーク』でエンディングに向け、アラン・グラント博士一行が逃げ出すジープに描かれたパークのロゴに泥で描かれたメッセージが上記の画像。
「JURASSIC PARK」のロゴが泥で隠され「UR ASS PARK」(あなたのクソったれパーク)に…。
ジョン・ハモンドを除く登場人物の全員が、ジョン・ハモンドに対して思っているであろう一言。
『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』のトリビア
続編を監督しないことで有名な、スティーヴン・スピルバーグ監督の続編作品
『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』は、『ジュラシック・パーク』に引き続き、スティーヴン・スピルバーグがメガホンを取ったが、これは非常に珍しい事!
スティーヴン・スピルバーグは続編製作の場合には、製作に回ることが多く『インディ・ジョーンズ』シリーズ以外で唯一、続編を監督した作品となっています。
怪獣から恐竜に。『キングコング』へのオマージュ
『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』でティラノサウルスをサンディエゴに輸送した船の名前は”The Venture”。この船は『キングコング』を運んだ船と同じ名前になっています!
本編の中でも「ベンチャー5888」と結構呼ばれていますし、船が突っ込んでくるシーンでその船名が確認できます!
怪獣から恐竜に。『ゴジラ』へのオマージュ
サンディエゴに上陸して町を襲うTレックスから逃げる人々の中には、上記の画像の様な日本人と思われる男性も登場。彼らは逃げながら、「ゴジラはアメリカにいたのか?」といった内容を片言の日本語で叫ぶ。
なお実際に見直して見ても、聞き取りずらく…本当に言っているのか心配なレベル。
一度、見直して是非、ご自身の耳で聞いてみてほしい!
輸送船「ベンチャー」の船員を殺した真犯人は??
ティラノサウルスを乗せた輸送船「ベンチャー」の乗組員はサンディエゴに到着時には皆さんバラバラに…。本編では“だれがやったのか?”が描かれ無いので、ティラノサウルスがやったものと思われがちですが、こんな狭い通路にティラノサウルスが入れるでしょうか??
という事で、真犯人は狭い空間にも入りきれ非常に残酷な恐竜…。そう”ヴェロキラプトル”です!
裏設定として設けられていたそうで、本編には登場しませんが惨劇を巻き起こしていました。ちなみに犯行を犯したヴェロキラプトルは、サンディエゴに付くまでにティラノサウルスが美味しく頂いたので、その後も登場はありません…。
脚本を担当したデヴィッド・コープが登場
『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』で脚本を務めたデヴィッド・コープも本編に登場しています。結構分かりやすいシーンに登場するので、是非探してみては?
登場したデヴィッド・コープは『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』以降も、スピルバーグ作品では『宇宙戦争』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』などで脚本を務め、他にも『ミッション:インポッシブル』や『メン・イン・ブラック3 』の脚本を務めるハリウッドの有名な脚本家。
『ジュラシック・パークⅢ』のトリビア
冒頭のシーンは、その後の予言!?
『ジュラシック・パーク3』の冒頭で、アラン・グラント博士が『ジュラシック・パーク』で助手を務めたエリー・サトラーの息子 チャーリーにおもちゃの恐竜を使って恐竜の喧嘩について説明するシーンがあります。
その時に使ったおもちゃが、スピノサウルス亜科系の恐竜と、ティラノサウルス科系の恐竜!この後に行われる2台恐竜の対決を示唆していると思われるシーンです。
ちなみに、持っているスピノサウルス亜科系の恐竜ですが帆が無いので、バリオ二クスかスコミムスか。実は当初の予定では『ジュラシック・パークⅢ』に登場するのはバリオ二クスだった様なので、もしかしたら、その名残かもしれない。
ジュラシック・パークをモチーフにしたピンボールが??
アラン・グラント博士と助手ビリーがカービー夫妻との食事をする為に訪れたプールバーによく見ると第一作目の『ジュラシック・パーク』をモチーフにしたピンボールマシーンが設置されています。結構長い秒数映っていますが、知らないと絶対にスルーするハズ!
このピンボールマシーンは実際にあり、その名も「ジュラシック・パーク・ピンボール・マシーン」!!そのまんま。Amazonとかでも普通に売ってたりするので、欲しい人は是非。
ティラノサウルスがあまり活躍しない理由…。
『ジュラシック・パークⅢ』では全2作品と比較し、ティラノサウルスがあまり活躍しない作品になっています。その理由は…作中での大きな見せ場、スピノサウルスとの対決を撮影している時に、ティラノサウルスのアニマトロニクス(ロボット模型)をスピノサウルスのアニマトロニクスが本当に壊してしまったから。
スピノサウルスのアニマトロニクスは、過去2作品に比べても大きく内部には1,000馬力のモーターが内臓されており、鼻先のスピードは160km/hを超えるというモンスターマシンで、それによりティラノサウルスのアニマトロニクスは悲しい姿に。
上記のシーンで、スピノサウルスがティラノサウルスの頭を踏みつける時に映っているティラノサウルスは、この時壊れたアニマトロニクス。
間違ってしまったプテラノドン…
前2作品で登場すると思わてれいたのに、全く出番の無かったプテラノドン。
満を持して『ジュラシック・パークⅢ』で初登場したのは良かったが、まさかのデザインに凡ミスが…。
プテラノドンの学名の由来は”歯の無い翼”…。でもよく見ると歯がある!!しかもぎっしりと。分かりやすいミス!
なお、コチラの凡ミスは『ジュラシック・ワールド』以降はキチンと修正されています。
なんちゃってケラトサウル!
終盤に衛星電話を探すために、スピノサウルスの糞を漁る一行の前に現れたケラトサウルス。
出たきたのはいいが、スピノサウルスの糞の匂いにやられ颯爽と帰っていく何しに出てきたのか分からないケラトサウルスは実はCGデザインはティラノサウルスのモデルを流用して作られており、実際よりもゴツイ!そう、なんちゃってケラトサウルス。(分類上もティラノサウルスはコエルロサウルス類。ケラトサウルスはケラトサウルス類)
このシーンには更に裏話があり、当初の予定ではケラトサウルスでは無くカルノタウルスになる予定だったりする。
『ジュラシック・ワールド』のトリビア
『ジュラシック・パーク』シリーズから、14年経って再開した『ジュラシック・ワールド』の新三部作。トリビアと合わせて前作との繋がりが知りたい人は以下も合わせてチェック!
【“ジュラシック・パーク/ジュラシック・ワールド”の繋がりや最新情報が知りたい人は…】
『ジュラシック・パーク/ジュラシック・ワールド』見る順番や新旧作品の繋がり。120%楽しく観る方法とは!?
オーウェンは口笛が吹けなかった??
ジュラシックワールドの主役である、オーウェンを演じたクリス・プラットは口笛を吹くことが出来なかったので、作中での指笛や口笛は全て後から音を入れている…。
終盤になっても音を出すことが出来ず、口笛が出来る様になった時には撮影は終了していたらしい。『ジュラシック・ワールド 炎の王国』でもオーウェンの口笛シーンは見る事が出来るので、知りたい人は口笛シーンを見比べて見るのも良いかもしれない。
ジョン・ハモンドの精神を引き継ぐ後継者
「ジュラシック・パーク」の創設者であるジョン・ハモンドから、事業を引き継いだマスラニ。物語の序盤でクレアとヘリコプターでの会話で、ハモンドの印象的な口癖「Spare no expense (コストをケチるな)」。をマスラニが引用します。
このフレーズ実は『ジュラシック・パーク』でハモンドは5回も口にしています。結果は人件費をケチったばっかりに…。
イアン・マルコム博士も登場!?
『ジュラシック・ワールド 炎の王国』で再登場した、『ジュラシック・パーク』の主要人物であるイアン・マルコム博士。
『ジュラシック・ワールド』では登場していない様に思えますが…その著書「God Creates Dinosaurs」が映画序盤のモノレールの中やロウリーの机で見ることが出来ます!
ロウリーが映るシーンでは、結構な頻度で映り込むので、知らなかった人は、是非探してみては!?
最強の草食恐竜??
終盤に訪れる『ジュラシック・ワールド』では唯一の『ジュラシック・パーク』からの続投キャラクターである、ヘンリー・ウー博士の研究所。本編にこそ登場しませんでしたが、そこにはステゴサウルスとトリケラトプスを掛け合わせた様な新種の恐竜がモニターに表示されています!
この恐竜の名前はステゴケラトプス。ゲーム作品である『Jurassic World™: ザ·ゲーム』や『Jurassic World: Alive』では登場している皆が描く最強の草食恐竜!ヘンリー・ウー博士のやりたい放題がここでも見る事が出来ます。
ティラノサウルスの復讐
物語の終盤、クレアによって解放されたティラノサウルスが粉砕した全身骨格標本は??
そう『ジュラシック・パークⅢ』で辛酸を舐めさせられたスピノサウルス!
14年の時を経て『ジュラシック・ワールド』でティラノサウルがスピノサウルスに復讐を果たしたのが、このシーンです。この骨格が何の恐竜か気付いて見た方が絶対に盛り上がるシーンですね。
『ジュラシック・ワールド 炎の王国』のトリビア
ひっくり返った車は実は……
オーウェンがヴェロキラプトルのブルーと出会うシーンでアップになる、野ざらしでひっくり返った車。この車は『ジュラシック・パーク』に登場した車と同じ、フォード社のエクスプローラー。
アップになったシーンでは、しっかりと「JURASSIC PARK」の文字がを確認する事が出来ます。
『ジュラシック・パーク』で登場した車なのかは不明ですが、過去作との繋がりを感じる事が出来るシーンです。
本来生息していないハズの謎の恐竜。
『ジュラシック・ワールド 炎の王国』に登場する恐竜は、原則①パーク時にインジェン社が再現したリストに載っている恐竜。か②ジュラシック・ワールドに展示されてる恐竜。のどちらかなのですが、『ジュラシック・ワールド 炎の王国』ではそのどちらにも該当しない恐竜が2種登場します。
その2種が、シノケラトプスとテラトフォネウス。何故イスラ・ヌブラル島に生息しているかは全くの謎。突然変異なのか、ヘンリー・ウーの遊びの賜物なのか…。
君の名は?急遽変更になった恐竜。
先ほどの「本来生息していないハズの謎の恐竜」でも登場したシノケラトプス。
でも本当は、シノケラトプスでは無くパキリノサウルスという鼻にコブがついている同じ角竜が登場予定でした。
これが急遽の変更だった事が伺えるのが、発売された“おもちゃ”。上の画像にもあるように、鼻に立派なコブが…これをシノケラトプスとして発売してたりするのですが、完全にパキリノサウルスです!変更になった理由は謎ですがシノケラトプスの活躍を観る時には、パキリノサウルスも思い出してあげて欲しい。
パークの象徴。ブラキオサウルス。
『ジュラシック・パーク』でたグラント博士一行が最初に遭遇した恐竜であり、『ジュラシック・ワールド 炎の王国』でも、イスラ・ヌブラル島でオーウェン一行が最初に遭遇した恐竜がブラキオサウルスです。しかも、両方のシーンで映るブラキオサウルスは同一個体。
そんなパークの象徴ともいえるブラキオサウルスが、物語の中盤に火山流に呑み込まれるイスラ・ヌブラル島に置きざれているシーンはパークの終焉を意味するのに非常に重要なシーンと言えます。
インドラプトルが器用な理由
『ジュラシック・ワールド 炎の王国』でDNAデザインされたインドラプトル。
逃げるメイジー・ロックウッドを追いかけて、窓のノブを器用に開けて進入する終盤のシーン。これどこかで観た事がありませんか??外にノブがあるのって防犯上どうなの??とかは考えたらだめ。
『ジュラシック・パーク』でレックスとティムが炊事場に逃げ込んだ時、同じようにヴェロキラプトルもドアノブを器用に開けて侵入していているんです。流石、ヴェロキラプトルのDNAが付与されているインドラプトル…。
『ジュラシック・パーク+ワールド』シリーズのトリビアについて
今回は、現在公開されている『ジュラシック・パーク』から『ジュラシック・ワールド 炎の王国』までの5作品で、各5つずつトリビアを挙げていきましたが如何だったでしょうか?
オマージュを含め、本当はもっといっぱいトリビアや裏話がある『ジュラシック・パーク+ワールド』シリーズ。今までに観た事がある人も、新たな発見を探しながら再度観て頼んでもらえると幸いです!
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