『BLEACH』尸魂界のキャラクター:王属特務・零番隊
霊王を守護している特務機関。隊士はおらず構成員5人の全員が隊長であり、5名の総戦力で十三隊の全軍をも上回るとされている。それぞれのメンバーが尸魂界で何かを創り出し、霊王に「尸魂界の歴史そのものである」と認められた者たちで構成されており、死神から昇格し零番隊に配属されている。
麒麟寺 天示郎(CV:志村知幸)
王属特務 零番隊の第一官であり東方神将。二つ名は「泉湯鬼(せんとうき)」。読みは”きりんじ てんじろう”
リーゼント頭でキセルを咥え、上半身裸で腹巻を巻いている。どう見てもチンピラ風な風貌をした男性。見た目の通り粗暴な振舞いが目立つが、面倒見が良くノリも良い。麒麟殿を取り仕切る。
「回道」を生み出した人物であり、BLEACHの世界において治療を尸魂界に広めた偉人でもある。卯ノ花ですら治療できないほどの重傷を負った白哉を治療できるなど、回復に対する知識/能力は当たり前だが非常に高い。
戦闘面では、かつて「雷迅の天示郎」と呼ばれいた程の人物で、作中でもトップクラスのスピードを誇る砕蜂でも反応出来ないのスピードで動くことが出来る。また戦闘中に白骨地獄(はっこつじごく)を召喚する事で敵の体内から血と霊圧を抜き霊王宮に侵攻してきたユーハバッハ率いる兵を一掃する等、非常に高い。
数男(CV:山本祥太)
麒麟殿で麒麟寺 天示郎に仕える男性。同じく仕える数比呂とは兄弟。
隊士では無く単純に天示郎に仕える部下であり、湯治中の人間を押さえつけ治療の手助けを行う。超霊糸で編まれた防護湯衣を着て治療の手助けをしているが、麒麟寺の血の池地獄(ちのいけじごく)により首から下の体中が負傷していた。
眼鏡をかけたマッチョではあるが、血の池地獄で負傷していた所を見る限り、霊圧としては副隊長格以下である模様。
数比呂(CV:丹沢晃之)
麒麟殿で麒麟寺 天示郎に仕える男性であり、数男とは兄弟。
数男同様に眼鏡をかけたマッチョではあり、湯治中の人間を押さえつけ治療を手伝う天示郎の純粋な部下。
曳舟 桐生(CV:恒松あゆみ)
王属特務 零番隊第二官、南方神将。異名は『穀王(こくおう)』。読みは”ひきふね きりお”
臥豚殿を取り仕切る ふくよかな体格そした大柄な女性。料理を通じ食事をした人間の霊圧を回復させる事が出来、臥豚殿に訪れた人間に料理を振る舞うが、調理に全霊圧を使用するためフルコースを全品作り終えると激痩せしてスリムな巨乳美人になる。この痩せた姿が本来の姿の様である様で、久しぶりに再会した平子から「変わったどころの騒ぎやないで!!誰やねん!!」と言われている。
「義魂丸」の元となる「仮の魂」である「義魂」の概念と、それを「体内に取り込む」技術を創り出した人物であり、浦原の前に十二番隊隊長を務めており110年前に零番隊に昇進するまでは猿柿ひよ里が母親のように慕っていた。
見た目通り、おおらかで優しい性格をしており戦闘においても直接攻撃を作中では行う事は無く、「命の檻」という樹木の檻を形成し敵を閉じ込める脱出不能の結界を使用している。巨大なしゃもじの様な斬魄刀も所持しているが使用する事無く終わっており、名前や解号は不明。
二枚屋 王悦(CV:上田燿司)
王属特務 零番隊第三官であり西方神将。二つ名は「刀神」。読みは”きりんじ てんじろう”
鳳凰殿を取り仕切るチャラついた人物であり、斬魄刀の美女を侍らせ常にラッパー口調で話す男性。実は尸魂界において「斬魄刀」を創り出した刀匠であり、一部の死神を除く全ての斬魄刀の原型となる「浅打」を全て作っており全ての浅打の在り処を知っている。
上記のチャラついた見た目や話し方については、後付けの様で本来は認めた相手には相応の態度と礼節を以って応える職人気質な人物である。とはいえ自身が認めていない相手には侮れない雰囲気を醸し出し、同じ零番隊の曳舟 桐生すら「この男には注意するように」と一護と恋次に注意したほど。
戦闘面では刀匠として刀の特性を見極める腕と、刀を使うスキルに優れ、後述する斬魄刀『鞘伏』を使用して星十字騎士団の親衛隊4名を次々と薙ぎ払い、「聖別」前ではあるがペルニダを無傷で倒し、ジェラルドを確実に仕留めるなど高い戦闘力を見せる。
燧ヶ島 メラ(CV:大地葉)
二枚屋親衛隊の一人。姓の読みは”ひうちがしま”。
外見は前髪を右側に垂らしたツリ目な少女であり、親衛隊の一人ではあるが実際には斬魄刀。口から炎を吹く能力をもち浅打を斬魄刀にするために使われる。
砥ノ川 時江(CV:-)
二枚屋親衛隊の一人。読みは”とのかわ ときえ”。
外見は黒髪の美女。親衛隊の一人ではあるが実際には斬魄刀であり、面倒くさがりで、仕事になるとさめざめと泣きだす。打たれた浅打を冷やす為の水を担当し水を出す能力を所持している模様。
鑿野 のの美(CV:-)
二枚屋親衛隊の一人。読みは”のみの ののみ”。
パーマでキラキラとした目を持つ幼女だが他の親衛隊同じく実際には斬魄刀。時江の出す水を貯める箱をだすことが出来る。
箸原 ハス花(CV:-)
二枚屋親衛隊の一人。姓の読みは”はしはら”。
外見は金髪ツインテールの少女だが実際には斬魄刀。ツインテールを伸ばしたり物を掴んだりと髪を自在に操る能力を持っている。
槌宮 罪子(CV:-)
二枚屋親衛隊の一人。読みは”つちみや つみこ”。
貞子のような外見をしたマスクをした少女。もちろん斬魄刀であり、自らの歯を抜き斬魄刀を打つ為の槌に変える能力を持つ。
修多羅 千手丸(CV:佐藤利奈)
王属特務 零番隊第四官、北方神将。二つ名は「大織守(おおおりがみ)」。読みは”しゅたら せんじゅまる”
背中に六本の義手を持ち、大きな髪飾りを付けた女性。死覇装を作り出した人物であり、布を操る能力を持っている。非常に高速な行動が可能であり、一瞬で敵の服に糸を縫い付けたり、技術開発局のセキュリティを普通に扉を開けるかの如く突破する事が出来る。また、斬魄刀を所持しておらず縫い針を武器としている。※この縫い針が斬魄刀の可能性もあるが…
涅 マユリとは互いに厭味を言い合う仲であり、技術開発局には「修多羅スケール」という言葉が使われいる事からも”技術開発局”と何らかしらの繋がりがあるが、ユーバッハと顔見知りであったり、技術開発局にいたとすれば開局者の浦原より下位な立場だったはずだが、現在零番隊に昇格しているなど経歴については不明な点が多い。
兵主部 一兵衛(CV:楠見尚己)
王属特務 零番隊のリーダー格で、二つ名は「真名呼和尚(まなこおしょう)」。読みは”ひょうすべ いちべえ”
大きな数珠を首から下げダルマの様なずんぐりむっくりな巨漢で、坊主頭に顎ヒゲを蓄え 大きく丸い赤目をした人物。
尸魂界の万物に名前をつけた人物であり、全ての斬魄刀の真の名を知っている。作中では恋次に蛇尾丸の卍解の真の名前を教え卍解の完成を促している。
能力的には非常に優れた頭脳を持ちユーバッハからはその”叡智”を特記戦力の1つとして評価されている。「名前」に纏わる能力を持っており、死んだ人物すら「名前」を呼ぶことで目覚めさせる事が可能で、自身も名前を呼ばれれば呼んだものの力を借りて復活出来る。また名前を呼んだものから声を奪うことも可能など非常に強いユニークスキルを所持している。
性格は非常に温和で好々爺めいた言動と振る舞いを見せるが、一度敵を「殺す」と認識すると歯を剥き出しにして笑い獰猛な狂気に満ちた表情になる。実際には結構腹黒い。「裏破道」など多彩な戦術や「千里通天掌」といった問答無用で千里先まで突き飛ばすぶっ飛んだ性能な技を持ち、更には先のユニークスキルと斬魄刀の能力により戦闘能力は最強最古の死神に相応しい高いものになっている。
霊王(CV:-)
死神の頂点に立つ存在であり”名目上”は尸魂界の王。
外見はオールバックの黒髪に眼球に4つの複眼を持ち、四肢が欠けた男性。水晶体の封じられており鎖により吊られ霊王宮大内裏に鎮座している。本人に意思は存在している様だが、作中で言葉を発する事は無い。
というのも”名目上”は王ではあるが、その役割は大量の魂魄が出入りする尸魂界を安定させるというものであり本当の姿は王と言う名目の人柱。封じられ世界を留め続けるため存在であり、意思表示は不可能。意思はあるものの大局を動かす緩やかな流れという”概念”的な存在であるため会話自体をする事がそもそも出来ない。
小説版『BLEACH Can’t Fear Your Own World』によれば、生死の境界がないすべてが曖昧だった世界に初めて「魂の循環」をもたらした死神・滅却師・完現術者の全ての能力を持ち合わせた救世主であったが、「世界を生と死に分離させる」為に五大貴族の始祖たちによって”その力”を利用すべく水晶の中へと封じられ、さらに報復を恐れた綱彌代家の始祖によって右腕と左腕をもぎ取られ生も死もない状態に陥れた上で、臓腑を抉り取り力を削ぎ落とされ文字通り”世界の楔”とされた経緯がある。
『千年血戦篇』でユーハバッハの意思に操られる形で一護により真っ二つに切断され絶命しているが、戦後ユーハバッハの亡骸を霊王の代わりとすることで、世界は再び安定を取り戻しており”事実上”現在の霊王はユーバッハである。
因みに霊王の生い立ちや持ち合わせた能力には一護との共通点も多く、兵主部 一兵衛は霊王亡きあと、ユーハバッハに敗れた一護を霊王に仕立て上げるつもりだった。
『BLEACH』尸魂界:技術開発局所属 メンバー
阿近(CV:奥田啓人(少年期)三宅華也)
護廷十三隊 十二番隊第三席であり、技術開発局副局長。男性死神協会理事。
技術開発局の創立時からのメンバーであり、技術開発局の開局以前は涅マユリと共に蛆虫の巣にいた人格破綻者の一人(とはいえ常識人)。現在もマユリから優秀な部下として目されており、初代局長の浦原からの信頼も厚い。生来のものか額に角が生えており、眉毛がない。
技術開発局にとってマユリを除く最も重要な人物であり、同じく技術開発局に所属する鵯州には「今てめえがいなくなったら、誰が技術開発局を仕切んだよ」と言わしめ、技術開発局が敵の襲撃を受けた際には真っ先に退避するよう促されている。『千年血戦篇』後には涅ネムの後を継ぎ、十二番隊副隊長に昇進している。
本作の続編である『獄頤鳴鳴篇』では、十二番隊の副隊長として初めて前線で戦う姿が描かれるが斬魄刀は使わず、薬品を撒いた上で麻雀を模した詠唱を唱えて攻撃を繰り出すなど、十二番隊らしい独特な攻撃となっており斬魄刀名などは引き続き不明。
鵯州(CV:松本考平)
技術開発局 通信技術研究科 霊波計測研究所研究科長。読みは”ひよす“
髪は無くギョロッとした目をした丸いカエルの様な顔をした男性。左側頭部に小型ハンドルがついており回すと左目が飛び出す。左目は顕微鏡のようになっており対象物の細部を観察することが出来る。
技術開発局専任であり、同局所属の専任メンバーの中では出番が最も多い。現世の電波放送を見るのが趣味。
『BLEACH』尸魂界:四楓院のキャラクター
四楓院 夕四郎(CV:-)
五大貴族の一角である四楓院家第二十三代目当主。本名四楓院夕四郎咲宗(しほういん ゆうしろう さきむね)であり夜一の実弟。
姉と瓜二つの容姿をしているがれっきとした男性。極度のシスコンであり『千年血戦篇』で久方ぶりに夜一の連絡を受け浦原と合流するも、夜一が一足先に霊王宮に向かったことを知ると、ショックを受けて号泣していた。また砕蜂からは夜一の代わりか非常に可愛がられている。
夜一と合流し星十字騎士団の最高戦力の1人であるナックルヴァールとの戦闘では返り討ちにされてしまったが、華奢な外見に反して、ナックルヴァールが意表を突かれる白打や夜一から学んだ瞬鬨を短期間で使いこなすなど、四楓院家当主として高い才覚を持ち合わせており、並みの副隊長格より多分強い。
『BLEACH』尸魂界:人狼族
大爺(CV:-)
狛村からは「大爺様」と呼ばれている人狼族の長老。
鳥居が構えられた洞窟に住み、左耳が千切れた巨狼。死神や滅却師の戦いには関心を持たず、世界の担い手が変わるだけだと徹底して不干渉を決め込んでいる。一族の秘儀である”人化の術”を求めてきた狛村と敵対し戦いの末に狛村に敗れ、本来の力と姿を解き放つ「人化の術」を授けた。
性悪で”罪”を背負い畜生に落とされた人狼族らしい性格をしており、狛村が「人化の術」を使用し復讐に身を委ねた事をほくそ笑みながら、捧げられた心臓を啜っている。
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