虚圏(ウェコムンド)に属するキャラクター
ティア・ハリベル(CV:緒方恵美)
元破面・No.3(アランカル・トレス)/第3十刃(トレス・エスパーダ)であり”犠牲”という死の形を司る。
『千年血戦篇』では事実上、バラガンとスターク亡き後の虚圏を実質的に統治していたが、『見えざる帝国』の侵攻に敗れ囚われの身となっている。
十刃の唯一の女性成体の破面(過去の十刃は除く)であり、金髪で褐色の肌をしている。当初は顔の下半分から胸の上部まで仮面の名残が残っていたが、帰刃後は胸元に仮面の名残を残した姿で定着している。下半身も袴状の衣服を着ているが太腿の辺りは丸出しになっているというかなり露出度の高い服装をしており、この衣服も帰刃する事でスカート状に変更され、帰刃後はその姿が定着している。
十刃の中では比較的冷静に環境を俯瞰して観ることが出来、仲間想いであり従属官達からも慕われている。また思慮深く戦闘においても慎重な戦い方が目立ち、アパッチら従属官達と共に空座町への侵攻に同行した際にはリスクを取れずリスクを負った日番谷の「氷天百華葬」により氷漬けにされる。その後ワンダーワイスの介入により氷を解かれ、凍結していたにもかかわらず負傷しているような様子すら見せず、ひよ里・リサ・日番谷と3対1の戦いを展開する等、そもそもの能力値は並みの隊長格より上である。
ちなみに、最終的には小説『BLEACH Can’t Fear Your Own World』により、『千年血戦篇』後にネリエル達に救出された事が判明した。
エミルー・アパッチ(CV:佐久間紅美)
破面・No.3/第3十刃であるティア・ハリベルの従属官。破面の序列ではNo.54。
オッドアイで左目の周りに隈模様があり、額に角のような仮面の名残がある。
バラガン・ルイゼンバーンの従属官と比較すると序列が大きく下がるが、戦闘面では松本乱菊と交戦し1対1の戦闘でも圧倒する程に強く戦闘能力においては、数値程の差はない。また、他2人の従属官と合わせて自らの左腕を差し出す事で『混獣神(キメラ・パルカ)』であるアヨンを産み出す事が可能。
性格はティア・ハリベルの従属官の中で最も攻撃的で怒りっぽく短期であり、煽り耐性が無い。また自身の力に絶対の自信を持っているのか、得体の知れない攻撃であっても迂闊に手を出すような短絡的な無鉄砲な行動を取る事も多い。
フランチェスカ・ミラ・ローズ(CV:石塚さより)
破面・No.3/第3十刃であるティア・ハリベルの従属官。破面の序列ではNo.55。
頭と首元に仮面の名残が飾りのように付いている高身長かつ筋肉質な女性。女性剣闘士の様な露出の高い恰好をしており、上腕と腰には紫色の宝石のような装飾品を着けている。性格はアパッチ同様に攻撃的であり好戦的。また同じく煽り耐性が皆無。短気ではあるが冷静さを併せ持ち無鉄砲な行動は少な目な姉御肌である。
戦闘においては、概ねアパッチと同様の戦闘力を持っているものと思われる。大虚時代は金色の仮面を着けたライオンの姿をしていた。
シィアン・スンスン(CV:瀬那歩美)
破面・No.3/第3十刃であるティア・ハリベルの従属官。破面の序列ではNo.56。
アオザイの様な袖の長い服を纏い、仮面の名残を髪飾りの様に付け右頬にピンク色の仮面紋がある女性。アパッチ、ミラ・ローズとは違い一応言葉使いは丁寧だが、かなりの毒舌家であり煽り耐性の無い二人を更に煽る良い性格をしている。また、常に袖口で口元を隠す癖がある。
戦闘においては、概ね他2人のるティア・ハリベルの従属官と同様の戦闘力を持っているものと思われる。大虚時代は頭頂部が装甲で覆われた大蛇の姿をしていた。
アヨン(CV:瀬那歩美)
破面・No.3/第3十刃であるティア・ハリベルの従属官である3名が産み出す「混獣神(キメラ・パルカ)」であり、厳密みは従属官でも無ければ破面でも無い。
斬魄刀を解放したアパッチとミラ・ローズとスンスンが自ら切り落とした左腕を合成し創生した混獣神であり、アパッチ曰く「ペット」。(後にバケモノに格下げ)3名の解放後の姿が合成された様な頭には角と体毛で覆われた体にヒヅメ。ライオンのたてがみの様な髪型に蛇の様な尻尾を持つ。頭部の中央にある髑髏の仮面のある部分が顔の様にに見えるが、実際にはその左右に眼、下に口があり、激昂するとそれらが露わになる。
見た目も知能も獣そのものであり、言葉は話さず自らの殺戮本能に基づいてのみ行動し、創造主であるアパッチ達の命令も聞く事は無く、彼女達にすら不気味な存在として見られている。元柳斎曰く「人を殺すことしか考えられぬ物の怪」
戦闘力は非常に高く、乱菊の脇腹を一撃で千切り取り、雛森をパンチ一発で下し、救援に駆けつけた檜佐木修兵すら殆ど歯が立たず、不意打ちで攻撃しようとした射場鉄左衛門を隠れていた目から放った虚閃で瞬殺する。更には頭から真っ二つに両断されても動きを止めない生命力を持ち副隊長格では歯が立たない。アニメ版では更に再生能力も身に着けており従属官クラスとしては別格の強さを誇る。
『破面篇』では先の通り副隊長格を次々に撃破した後、元柳斎と交戦し流刃若火の炎で焼き払われ、『千年血戦篇』では完聖体となったキルゲを圧倒するも霊子をキルゲに吸収され、身体の一部にされてしまった。
ネル・トゥ(CV:金田朋子)
元破面・破面・No.3(アランカル・トレス)/第3十刃(トレス・エスパーダ)であり”犠牲”という死の形を司っていた。
現在はひびの入った人の髑髏のような仮面の名残を頭に乗せた少女の破面となっているが、元々は山羊の髑髏のような仮面の名残をかぶった女性であり、本名は「ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク」。過去に当時No.8だったノイトラとザエルアポロの策略により背後から頭を割られ従属官と共に虚夜宮から放り出され、割れた頭の傷から霊圧が流れ出し現在の姿になり、合わせて記憶を失う。
ネル状態は東北弁(新庄弁寄り)でかなり訛った口調のおっとりした性格で、その容姿通り戦闘能力はほぼ皆無だが、相手が撃った虚閃(セロ)を口から吸いこみ相手に跳ね返したり、治癒効果を持つヨダレを持っていたりと一護を助ける。趣味はペッシェ、ドンドチャッカと共にやっている無限追いかけっこであり、「幼い女の子が襲われている」と勘違いされるほどで、この趣味が切っ掛けとなり一護たちと出会う。
一護を守りたいという強い気持ちからネリエルの姿に戻ると、戦闘を好まない性格はそのまま戦闘能力が第3十刃レベルまで上昇。ノイトラを圧倒的な実力で追い詰める程の戦闘力を見せる。
『破面篇』ではネル⇔ネリエル状態を自分の意志で換装することは出来ず、意識/記憶の共有も出来無かったが『千年血戦篇』の中盤、浦原が開発したアイテムを身に付けることで、自分の意思でネルとネリエルの姿を行き来できるようになり、記憶もネリエルと共有できるようになった。
グリムジョー・ジャガージャック(CV:諏訪部順一)
元破面・No.6(アランカル・セスタ)/第6十刃(セスタ・エスパーダ)あり”破壊”という死の形を司る。
右顎に歯の様な仮面の名残を残した成体の破面。端正な顔立ちに水浅葱色の髪の男性であり、一護が初戦で放った月牙天衝で負った傷を”あえて”残しているので胸に傷痕がある。愛染の配下に入る前では他の虚たちと共に小さなコロニーを率いており、”王”として力を欲し”王”としての矜持を持っている。
性格は好戦的で粗暴。言動からも粗暴さが漏れているが短慮という訳では無く、一護との戦闘中に月牙天衝や虚化について考察を立てたり、一護が虚夜宮で織姫と合流した際すぐに彼女を連れて帰ろうとしなかったことを指摘して、彼が心の奥底に抱えている衝動を見抜くなど意外と思慮深い。また敵でありながら自らを治した織姫を庇うなど義理堅い一面もある。
一護と合計3回の戦闘を行った彼の『破面篇』における好敵手であり、戦闘面でもルキアを瞬殺し、虚化前とはいえ一護を相手に圧倒的な実力差を見せつける程に高い。とはいえ東仙要にあっさり腕を切り落とされたり、平子真子のセロ(虚閃)によって重傷を負うなど同じく『破面篇』で一護のライバル格であるウルキオラと比較すると、やや格下感がある事は否めない。
『破面篇』以降も生き残っている数少ない破面/十刃であり『千年血戦篇』にも登場。キルゲ・オピーを真っ二つにするなど『破面篇』よりも強化された能力で活躍を見せるが、真世界城(霊王宮)突入後、アスキン・ナックルヴァールに襲い掛かり心臓を握り潰して致命傷を与えるが、逃げるアスキンの即興トラップに引っ掛かり、意識がなくなりかけるという残念な結果に。
シャルロッテ・クールホーン(CV:三宅健太)
破面・No.2/第2十刃であるバラガン・ルイゼンバーンの元・従属官。破面の序列ではNo.20だったが今はマユリのゾンビ軍団の一員。
カチューシャの様な仮面の残骸を残し、紫色の髪に屈強な肉体を持つオカマ。陽気な性格で極度のナルシスト。独特の美的センスの持ち主で、何の事ない普通の攻撃や虚閃にも長ったらしい技名を付けていたり、帰刃した時の姿はドラァグクイーン様な出で立ちをしている。本人的には美しいと思っているが、対峙した弓親からは「醜い」と吐き捨てられている。
戦闘面においては、空座町に侵攻した際に転界結柱の1つを守る弓親と戦闘するも『瑠璃色孔雀』の前に敗北し死亡。この時点での戦闘能力的には副隊長格以下だと思われる。
死後、『千年血戦篇』でマユリによって改造されゾンビとして復活した後は、異常なまでの耐久性を誇り、星十字騎士団の同じくゾンビ化したバンビエッタを帰刃する事無く、虚閃だけで圧倒し勝利しており少なくとも隊長格程度まで強化されている。
ルピ・アンテノール(CV:岸尾だいすけ)
元破面・No6/第6十刃。マユリの手により『千年血戦篇』ではゾンビ軍団の一員として登場。
左側頭部に仮面の名残を髪飾りの様に残した中性的な男性。脇腹が空いた長袖の服を着ており、右腰前部に「6」の刻印がある。性格は不遜で自信過剰。饒舌で人を小馬鹿にした態度を取ることが多くわざとらしく「ア・ごめーん」と言うのが口癖。キレると口調はかなり変わる。
ヤミー、グリムジョー、ワンダーワイスと共に現世に滞在する死神たちを襲撃、卍解した日番谷を刀剣解放で倒し、乱菊達を圧倒するも、日番谷の奇襲を受け「千年氷牢」に閉じ込められて戦線を離脱。直後に目的を達したウルキオラの命で退却するも、虚夜宮で織姫に失った左腕を修復してもらったグリムジョーに上半身を吹き飛ばされ死亡した。
グリムジョーの穴埋め的なポジションの為、あっさりと最期を迎えるも少なくとも副隊長クラス3人相手に有利に立ち回るなど普通に強い。更には『千年血戦篇』ではマユリの手によって強化され復活し、乱菊、ローズ、拳西をドルドーニ達と一緒に倒すという活躍を見せる。
ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ(CV:石井康嗣)
元破面・No.103である十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)。『千年血戦篇』ではマユリのゾンビ軍団の一員として登場。
頭部に額当ての様な仮面の名残を残し、ラテン語を多用する見た目的にもの腕部にはステージ衣装のようなフリンジがある装束を着たラテン的な破面。見た目通りの非常に高いテンションと、謎のボケにより一護とネルにドン引きされていたが、本来は武人のような性格をしており対戦相手に対しても敬意を払う。
戦闘面においては旧十刃だけあり基本的能力は高く、卍解前段階の一護の攻撃ではダメージが通らず足技主体の攻撃により圧倒したほど。とはいえ、本気の一護と戦う為にネルを重点的に攻撃した事により、一護が虚化した際には月牙天衝によって一撃にて両断された。『破面篇』においては倒された後、ネルの唾液で治療さるも葬討部隊を迎撃し最期を迎える。
その後『千年血戦篇』でマユリの手によって強化ゾンビ化された姿で再登場し、一護と再戦できることを夢見ながらジゼルにゾンビ化された死神たちを蹴散らす活躍を見せる。
チルッチ・サンダーウィッチ(CV:桑島法子)
元破面・No.105である十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)。『千年血戦篇』ではマユリのゾンビ軍団の一員として登場。
左頭部に小型の飾りのような形をした仮面の名残があるゴスロリ調の服を着た女性の破面。非常に好戦的な性格をしており、相手をいたぶる事に快感を覚えるドS。反面おちょくられるのが大嫌いで、キレやすい。
戦闘面においては、元十刃だけあって破面の中でも高い戦闘力を誇るが、石田+ペッシェと交戦した際には、ペッシェの「無限の滑走」で転ばされ激高し帰刃するも、石田のゼーレシュナイダーの前に敗北し、鎖結に矢を撃ち込まれて虚として能力を失う等、他の十刃と比較すると どうしても格落ち感が否めない。
『破面篇』で石田に敗れて葬討部隊によって処刑されたが、その後『千年血戦篇』でマユリの手により能力を強化されたゾンビとして復活を遂げドルドーニと共にマユリの配下でジゼルにゾンビ化された死神たちと元気に交戦している。
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