『BLEACH』仮面の軍勢(ヴァイザード)のキャラクター
猿柿 ひよ里(CV:高木礼子)
仮面の軍勢の一員であり、元 護廷十三隊 十二番隊副隊長。
小柄で金髪のツインテールに八重歯とそばかすが特徴的な女性。常に胸に”猿”とプリントされた赤のジャージに白地のタンクトップにビーチサンダルという田舎のヤンキー感のある姿をしている。平子と同じく関西弁を喋り、平子には良く食って掛かるが実際には信頼している模様。口癖は「ハゲ」。
気性が荒く、上下関係問わずに喧嘩腰で人に接するが本来は仲間想い。101年前の魂魄消失案件の始末特務部隊の一人に選ばれ愛染の策略により虚化させられ尸魂界から追放されてからは死神と人間を嫌っている。
戦闘面においては、斬魄刀を開放して能力を使用した戦闘描写が無いため実質は分からない所が多いが110年前は副隊長であった事。また『破面篇』では虚化を習得した一護に対して戦闘訓練を行っていた事から現在の副隊長格と比較しても強い分類に入ると思われる。
また、過去に浦原の率いる十二番隊に属し技術開発室長をも兼任した経緯から、技術面のも明るく「スーパーひよ里ウォーカー」という使用者の最大霊力を測るための機械を自作していたりする。
愛染が囚われ、自らに掛けられていた嫌疑が晴れ名誉が回復されるも尸魂界に戻ることを拒み、『破面篇』以降では現世で浦原商店の手伝いをしている。『千年血戦篇』でも霊王宮への門を作るために浦原と共に登場。
矢胴丸 リサ(CV:服部加奈子)
仮面の軍勢の一員であり、元 護廷十三隊 八番隊副隊長。姓の読みは”やどうまる”。
名古屋弁と関西弁を話す眼鏡におさげ姿にセーラー服を身に纏った女性。真面目そうな見た目とは裏腹に1日に2回エロ本を読む。本人曰く「スケベではなく、興味津々なだけ」であり、隠れているものほど見たくなる性格らしく、また口調が強め。
110年前の死神時の姿は、見た目が七緒にそっくりであり、お互いに京楽の副官であり混合しがち。
虚化すると十字模様が入った菱形の仮面が発現し、元副隊長だけあって戦闘力は高いと思われる。が実際の戦闘描写が少ないため本当の実力は不明。最終的には隊長にまで上り詰めており卍解も会得していると思われ、他の副隊長格よりは強いと想定される。
他の仮面の軍勢メンバーと同じく、愛染により現世に落とされており『破面篇』で愛染が捕縛されて以降は、尸魂界に戻り志波空鶴の家を拠点に書籍販売会社を立ち上げて、エロ本販売を中心に据えた現世の物資販売事業を営んでいた。『千年血戦篇』の後は護廷十三隊に復職し、八番隊隊長に就任している。
有昭田 鉢玄(CV:長嶝高士)
仮面の軍勢の一員であり、元鬼道衆 副鬼道長。名前の読みは”うしょうだ はちげん”であり通称”ハッチ”。
大柄でふくよかな体型をした男であり、ピンク色の丸刈り坊主頭の頭頂部は×字に黒く染まっている。外国人の様な訛りのある丁寧な日本語を使い、性格も非常に温和。そのせいか他のメンバーからは尻に敷かれている。
戦闘面においては元鬼道衆だけあり、九十番台の鬼道でも詠唱破棄が可能であり『破面篇』ではバラガン・ルイゼンバーン大帝に片腕を犠牲にして倒す大金星を挙げている。また結界や治癒術を得意としており、同系統の能力を持つ織姫にシンパシーを感じている。
『破面篇』以降はは自分でなければアジトの結界を作れないこと、自分に慣れたネコが寂しい思いをしないようにという理由で、ひよ里らと共に現世に残り『千年血戦篇』では「世界のひずみ直し隊」に加わり、ひより達と共に再登場を果たす。
『BLEACH』XCUTION/完現術者のキャラクター
銀城 空吾(CV:東地宏樹)
「XCUTION」のリーダー格であり、初代 死神代行。
『死神代行消失篇』にて死神の力を失った一護の前に現れたオールバックの男性。常に余裕のある態度を崩さず、捕らえ所の無い性格をしている。また初登場時から一護や一心の情報を知っているなど得体の知れない存在でもあった。
完現術者として完現術のせいで白眼視されたり迫害されたりした過去を持ち能力を快く思っておらず、その力を取り除く事を目的に「XCUTION」を立ち上げ、一護に死神の力を取り戻させる事で、完現術を一護に譲渡しようと計画し一護に対し非常に協力的な存在であったが…
実は一護の先代である初代死神代行であり、一護の完現術の力を手に入れる事で死神に復讐するため接触していた悪党。
一護の信頼を得るため、月島の能力を利用し自分の記憶を書き換えた上で暗躍していた。
戦闘力においては、死神の力を取り戻した一護と互角に渡り合い、不意打ちとはいえ石田を瞬殺するなど通常時においても非常に高い。更には一護から完現術を奪うことで一護の持つ全ての能力を使う事が出来る。『死神代行消失篇』は話数が少なく、あっさりと終わってはいるが並みの護廷十三隊の隊長格よりも確実に強い。また、完現術で得た力を他者に譲渡が出来るなど汎用性も高い。
上記の理由から『死神代行消失篇』では最終的な一護の敵として対峙する事になる。死神代行証の真意を伝え仲間になるよう一護に伝えるが「仲間を護る道を選ぶ」と断られ最終的には一護に心の内を理解され、心の救済を得て敗北し死亡する。
死亡後は霊体は流魂街へ流れ着いており空鶴に拾われいる。『千年血戦篇』ではユーハバッハに破壊された斬月を修復するために月島と共に一護に登場している。
月島 秀九郎(CV:小野大輔)
かつて「XCUTION」のリーダーだった男性。
Yシャツにスラックスにサスペンダー姿の常に本を持ち歩く知的な雰囲気のある男性。
飄々としており、キザな行動が目立つが性格は相手を精神的に追い込み、その姿を楽しむなどサイコパス気質。
過去「XCUTION」を率い完現術を取り除く方法を発見してからは、死神代行を見つけて仲間の力を取り戻すことに尽力していたが、「XCUTION」の仲間達や死神代行を殺害し一時的に消息を絶つ。その後、一護の存在が判明した事で、一護もろ共「XCUTION」をも獅子河原を引き連れ、壊そうと敵対している…
と思われていたが、実は銀城の仲間であり銀城の事を兄の様に慕っている。銀城からの指示で一護に近づく為に、銀城を含む仲間達「XCUTION」のメンバーに嘘の記憶を挟み込んでいた。
戦闘面においては、『死神代行消失篇』では当初ラスボスの様な立ち位置で登場した事。またその特異な能力故に非常に強力。格上と思われる相手でも勝ち得る可能性があり、単純に護廷十三隊の隊長格と同程度かそれ以上の戦闘力を有し、白哉との対戦においては能力により千本桜の能力や技を解析する事で一時的にではあるが圧倒する程。
最期は白哉の千本桜により身体に穴を開けられ敗退し、獅子河原に担がれながら自分が孤独では無かった事を悟りながら絶命した。
死後は流魂街へ流れ着き、志波空鶴の家で岩鷲の修行を手伝っている。『千年血戦篇』でも登場し破壊された一護の卍解を過去改変する事で復活させている。
毒ヶ峰 リルカ(CV:豊口めぐみ)
銀城が率いる「XCUTION」のメンバーの1人。
濃いピンクのツインテールが特徴的なゴスロリ風の服を着た女性。ドーナッツなど甘い食べ物全般が好物。ド近眼。
気が強く、自分が気に入らない事に対しては反感をむき出しにし、銀城や雪緒には事あるごとに突っかかっている。7歳の頃から完現術に目覚めており、好きな男性を完現術で箱の中に閉じ込めて自分のものにしようとしたが、男性からバケモノを見る様な目で見られた事を切っ掛けに、素の自分を表に出す事を辞め、強気で人に頼らない人生を送るようになった。
いわゆるメンヘラだが、素の自分は仲間想いで基本的には良い性格をしている。一護にも出会う前から敵意を剝き出しにしていたが、実際に会い一護に一目惚れしており、その想いに対し素直になれないツンデレでもある。
戦闘面においては、能力的にも相手を倒すよりも拘束する事を得意としている。また本来の性根もあり”そもそも”戦闘向きでは無い。単純な戦闘能力は低いがルキア戦ではルキアを一時的に拘束するなど能力が自分より強者であっても作用するため、使い方次第では戦闘力の上位陣とも渡り合える可能性がある。
『死神代行消失篇』で銀城や月島を失った後は、浦原商店に保護されるが、別れを告げずに商店から姿を消していたが『千年血戦篇』で再登場し、浦原の要請により叫谷をドールハウスに収納するという活躍を見せる。
雪緒・ハンス・フォラルルベルナ(CV:市来光弘)
銀城が率いる「XCUTION」のメンバーの1人。
黒い帽子とコートを着た金髪の少年。常に携帯ゲーム機を手にして会話中であってもゲームをしている。メンバーでも随一の資産家でりアジトや活動資金は彼が出している。
生まれつき感情の起伏に乏しかった事に加え、資産家である親に見捨てられ、復讐として父親の金を自分名義のものに会社を倒産させた上に自殺に追い込むといった経緯から、愛情に乏しく冷静かつ物事を冷ややかにとらえる性格をしており、周囲の人間を小馬鹿にしたような態度を取る。
一方でリルカとは犬猿の仲で得意げな笑みを浮かべ、からかってみたり、銀城には駄々をこねたりと年相応の無邪気さも持ち合わせ、性根の部分では他人を気遣える一面もある。
戦闘面においては、リルカ同様に戦闘に適した能力とは言い難く、個人としての戦闘力は低い。ただサポート面では汎用性の高い能力であり、使用方法と協力者さえいれば上位実力者であろうとも拮抗した闘いが出来る可能性がある。
『死神代行消失篇』で銀城が敗退した後も生き残り、『千年血戦篇』ではリルカと共に浦原と夜一に招集され「見えざる帝国」の滅却師と戦う一護達に協力。戦後はゲーム事業を主要事業とした「ワイハンス・エンタープライズ」の社長を務め、亡き銀城に代わり、いずれ自分と同じ完現術者のはぐれ者達を受け入れる体制を整えるべく会社を大きくする事を人生の目的の一つとしている。
ノベライズ作品である「BLEACH Can’t Fear Your Own World」時点でリルカを既にデザイナーとして雇っており、この作品中で流魂街にいた銀城と再会し現世の様子を報告している。
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