『BLEACH』について…
「BLEACH(ブリーチ)」は、「週刊少年ジャンプ」に2001年から2016年にわたって連載した久保帯人の作品であり、連載が終了した後も根強い人気のある作品。コミックスシリーズ累計発行部数は1億3000万部を超え、連載終了から10年の月日を経た2022年10月10日から、最終章となる「BLEACH 千年血戦篇(せんねんけっせんへん)」が放送されています。
原作が10年も前に終了しているため、久々に読み返したりアニメを観た時に「え?こんなキャラいたっけ?」「このキャラってメインキャラクター!?」みたいなことが頻発してしまいます…
今回は『BLEACH』の導入部分である「死神代行篇」に登場した総勢41名(虚も含む)の主要登場キャラクターを相関図と合わせて、個別にキャラクターを紹介していきます。久々に『BLEACH』に触れる前に、アニメを見る前に。この機会に是非、一気に復習してみませんか?
BLEACH:死神代行篇/キャラクター相関図
死神代行篇とは?
死神代行篇は黒崎一護が死神代行になる物語であり『BLEACH』の導入部分。別名『一護篇』
一護の朽木ルキアとの出会いから、死神代行として虚との闘いを描く。一護が死神の力を手にする過程で次章・尸魂界篇に繋がる護廷十三隊と対立構造が生まれる事になる過程を描く。
同作者の『ZOMBIEPOWDER.』の連載終了後の直ぐの作品であり、作画が今とは大きく違ったりする。
『BLEACH』各篇紹介
尸魂界篇(9巻~21巻/71話~181話)
『BLEACH』第ニ章。朽木ルキアの処罰を巡り、舞台を尸魂界に移し一護たち一行と護廷十三隊が衝突する。別名『ルキア篇』
原作においては2年半近くの連載期間があった長編であり、ルキアと一護が一度再会するまで。とその後で大きく2つの篇に別れる。
破面篇(26巻~48巻/229話~423話)
『BLEACH』第三章にして、第一部の最終章。一連の黒幕であった愛染により織姫が虚圏に連れ去られた事を切っ掛けに、一護たちは虚圏に殴り込みをかける。別名『織姫篇』
原作においては全体を通して最大の長編であり、細かくは「破面出現篇」「虚圏突入篇」「過去篇」「空座決戦篇」の4つに篇に別れる。アニメ版では諸般の事情により、原作には無いアニメオリジナルが半数近くを占める。
死神代行消失篇(49巻~54巻/424話~479話)
『BLEACH』の第四章にして、第二部の一章目。別名『茶渡篇』
これまでの章と比較して非常に短く、護廷十三隊の面々もあまり登場しない。
舞台は久しぶりの空座町。藍染との戦闘から17か月後。死神の力を消失した一護は、普通の高校生として生活していたのだが一護の前に謎の男・銀城空吾が現れた事により状況は一変。
一護の周りに人知れず異変が起き始め、石田が何者か襲撃された事を切っ掛けに、一護は銀城が率いる異能軍団『XCUTION』に加入することを決意。そこで銀城達『XCUTION』の目的は、一護の死神の力を取り戻させる事だと知らされるのだが…。
千年血戦篇(55巻~74巻/480話~686話)
『BLEACH』最終章である第五章。また第二部の第二章。別名『石田篇』。
瀞霊廷を、見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)と名乗る謎の集団が急襲した事に端を発し、1,000年前から続く死神と滅却師の血で血を洗う歴史に幕が閉じられる。
黒崎一護のオリジンとなる過去のストーリーや、初代護廷十三隊の存在など、これまでの集大成となる『千年血戦篇』は541話からは『千年血戦篇・訣別譚』という名称がついており2つに篇に別れている。
『BLEACH』の世界
現世(空座町/からくらちょう)
『BLEACH』の主人公である黒崎一護の住む町であり、主な舞台となる町。現世。
東京都西部に位置する都市で、おおよそではあるが実在する場合には府中市や多摩市の辺り。なお、劇場版での街並みや商業施設は八王子市の南大沢駅周辺がモデルとなっている。
中心街から少し離れた場所には山があり、一護の母・黒崎真咲の眠る霊園もそこにある。
町一帯は霊的要素が集まりやすい場所「重霊地」になっており、様々な超常的な存在が発生しやすい。
尸魂界(ソウル・ソサエティ)
『BLEACH』の世界の中で、死神たちが住まい死後の魂が集う場所が尸魂界。ザックリ説明すると”死後の世界”。
なお尸魂界に送られる魂は、大きな罪を犯した者以外であり、大罪人の堕ちる地獄・現世と合わせて三界と称される。
余談だが、全く読めない『BLEACE』に登場する専門語は、2023年現在ではPCやスマホで一発で変換できる様になっている。
死神(しにがみ)
広く一般的にイメージされる「生存している人間を殺害し魂を刈る者」では無く、現世に残る魂の成仏(魂送)と、後述する虚(ホロウ)を退治/切り割く事による成仏を執行する者たち。
基本的には、三界の魂の循環、及び均衡を守る役割を担い、尸魂界に住まい死神の街「瀞霊廷」とその周囲の「流魂街」の守護。そして現世の警備が主な役目。魂だけの存在であり、生者では無い。
見た目は死覇装(しはくしょう)と呼ばれる黒を基調とした着物を纏い、斬魄刀(ざんぱくとう)と呼ばれる日本刀を帯刀している。
虚(ホロウ)
死んだ人間の魂(霊体)が悪霊化した存在。
人間の魂魄を主食とし、特に近親者や霊力の強い者の魂を求める習性があり、人を喰らう程に知能が上がり強度も強くなる特性がある。成長した虚は、その姿も固有に変化し特殊な能力に目覚めるが、共通して「頭部を覆う白い仮面」と「胸付近の孔」が、どの個体にも存在している。
動物の霊も虚になる事があるが、作中にて登場した個体はかなり少なく、生前の想いや死後の想い残し等の感情が原因かと思われる。
一定の霊力を有する人間によって退治される事もあるが、魂を浄化し成仏させる事が出来るのは死神の持つ斬魄刀のみであり、斬魄刀により斬られる事で死後の罪も浄化される。
※浄化される罪は、あくまで死後の内容のみであり生前の罪は対象外である。
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