『BLEACH』尸魂界のキャラクター
朽木 白哉(CV:置鮎龍太郎)
護廷十三隊 六番隊長にして、朽木ルキアの義兄であり四大貴族・朽木家の第二十八代目当主。
生真面目で冷酷に見える程に冷静沈着。無表情で口数が少なく自分の感情を表に出す事があまり無く、自らを含め誰に対しても厳格であり「全死神の規範であるべき」という強固な信念を持っている。四大貴族の朽木家としての誇りを大事にしており、作中では貴族の中でも1人だけ星箝(けんせいかん)と呼ばれる貴族にのみ着用を許される髪留めをつけ、首に朽木家当主の証である銀白風花紗(ぎんぱくかざはなのうすぎぬ)という襟巻きを巻いている。またその誇りを守る反面に尊大でプライドが高い面があり皮肉屋である。
阿散井 恋次(CV:伊藤健太郎)
護廷十三隊 六番隊の副隊長。雛森・吉良とは真央霊術院の同期。ルキアとは流魂街からの幼馴染。
眉毛と胸上部に大きな刺青を入れているが、これは尸魂界の風習的なものでは無く自身の美的センスが独特だから。性格は乱暴でやや短気、石田雨竜曰く「一護に似ている」。一方で、敵の能力を戦闘中に分析する冷静さも持っている。白哉が率いる規律に厳しい六番隊の副隊長でありながら、友情や仁義に厚く、現世のメンバーが危機に陥ると尸魂界の掟や決定に背くことになっても助けに向かうなど熱い情味溢れる人物でもある。
真央霊術院の時から成績優秀のエリートとして扱われており、斬魄刀での戦闘を得意とする一方その反面、威力は出せるが全くコントロール出来ないなど鬼道の扱いは不得意。
ルキアとは朽木家に養子に取られるまでは「戌吊」で身を寄せ合って家族のように暮らしており、幼少期の頃より彼女に見惚れたりと異性として意識しており、名家令嬢となったルキアと対等に付き合えるようになるために自身を鍛え上げた経緯があり、『千年血戦篇』の十年後には晴れて十三番隊隊長に就任した朽木ルキアと結婚し、苺花という死神見習の娘を設ける。
『BLEACH』に登場する虚(ホロウ)
フィッシュボーンD(CV:-)
黒崎一護が初めて戦った虚であり、『BLEACH』の中で最初に邂逅した明確な敵。
全体的な形状は人型に近いが顔は魚のようになっている。「魚ヅラ」。基本、能力は低く無口。
この虚の黒崎家襲撃を切っ掛けに、ルキアは死神の力を失い一護は死神となった。登場時には名前は出てこず、後に浦原商店での会話で判明。討伐による追加給金0環であり、雑魚。
ヘキサポダス(CV:-)
朽木ルキアから、一護に死神代行に対する覚悟があるかのテストとして使われた空座町の公園に出現した虚。
クモに似た外見をした6本足の虚。こちらの虚も追加給金0環であり、普通に雑魚。
アシッドワイヤー(CV:うえだゆうじ)
上半身は人間、硬質の鱗に覆われた大蛇の下半身を持つラミアーの様な姿をした虚。
これまでの虚と異なり、特殊能力を持ち合わせた初めての虚であり、第三の敵にして虚の成立ちを読者へ説明させる立ち位置の存在。
正体は織姫の実兄・井上昊が虚化した姿であり、作中で初めてしっかりと戦闘が行われた虚でもある(井上昊の詳細は、現世キャラクター:その他を参照)
原作では織姫が「自分のことを忘れていく、自分がどうでもいい存在になっていく」というセリフの通りの孤独感により虚化するが、アニメ版では普通に織姫を見守っていたところ、グランドフィッシャーらによって虚圏に拉致され、無理矢理虚化させられたという設定に変更になっている。因みに追加給金は虚になって日が浅い・織姫以外に危害を加えていない。の理由から0環。
シュリーカー(CV:江川央生)
蝙蝠のような姿をした虚で、生前は連続殺人犯。作中でも上位に入るクズ。
シバタユウイチの母親を殺害後、あっけない事故で死亡したが、自分が死ぬ原因となったユウイチを逆恨みして虚化。逆恨みを果たす為にユウイチから魂を抜き取りインコに封印し、甦らす事が出来ないのにもかかわらず、自分から逃げきれたら母親を甦らすという条件で、鬼ごっこし逃げるユウイチの姿を楽しむような陰湿な性格をしている。
戦闘面においては序盤の敵の中では強い方で、黒崎一護と朽木ルキアの2人のをして苦戦させる程。とはいえ生来のクズな性格が故に、ユウイチに対して母親を救いたい気持ちを利用した非道な行いを得意げに自白したことで一護の逆鱗に触れ、「殺される側の恐怖」を味わいながら、最期は恐怖の叫びを上げながら斬られ、地獄の番人・クシャナーダに引きずられながら地獄に送られた。
作中で初めて地獄に送られた存在であり、地獄送りの理由は斬魄刀により死後の罪を浄化されても「生前に重すぎる罪を犯したため」。死神を2人食っているらしく、追加給金は5000環。
原作での再登場は無いが、劇場版第4作「地獄篇」の導入として再登場していたりする。強化されているが、まぁお察しなのと、原作と繋がりが希薄なのでこちらでは割愛。
グランドフィッシャー(CV:茶風林)
9年前に黒崎一護の母・黒崎真咲を殺害した犯人であり、黒崎家の仇敵。『死神代行篇』における中ボス的な立ち位置。
容姿は四足獣で、大きな頭に仮面を被った姿をしている。触角の先に「人に化ける疑似餌」を持っておりで霊力のある人間を誘い捕食。また襲った相手の記憶を爪で読み取り、疑似餌を退治した大切な人の姿に変身させる能力を持っている。
疑似餌と本体は繋がっているが、どちらかが破壊されても残った片方に移動することが可能で生存能力も高く54年間に渡って死神から逃げきっていた程。先の能力や一護との因縁もありボス格に相応しい存在。
※実写映画版ではラスボスになっていたりする。
性格も虚らしく、腐っており黒崎一護曰く「テメーは俺が出会った中で、一番年喰ってて、一番汚くて、そして一番カンに障る虚だったぜ」との事。
尚、単行本21巻で『破面篇』で破面に進化。巨大化して右肩に斬魄刀を所持し胸には大きな孔が開いた状態で再登場するも、駆け付けた黒崎一心によって瞬殺される。ある意味パワーインフレの被害者。
地縛霊の虚(CV:千葉進歩)
空座町の廃病院に住み着いているチンピラの地縛霊。登場時は虚では無くただの霊。
見た目通り、うるさく凄く俗っぽい。
放置すると虚になっていたと思われるが、ドン・観音寺の誤った除霊方法により胸の孔を無理やり拡張され虚化。一護により撃破されるが、この結果により観音寺は今まで行ってきた除霊の顛末を知る事になる。
つまりは、虚の説明用の地縛霊、兼虚。立ち位置としては虚に成りかけで半虚(デミ・ホロウ)と呼ばれる。
バルバスG(CV:???)
石田雨竜の虚の撒き餌によって空座町に呼び寄せられた虚の一体。作中では茶渡泰虎の前に登場し、逃げたる途中で黒崎夏梨を巻き込み、夏梨を助ける為に覚醒した茶渡の能力によって討伐される。
つまりは、茶渡の覚醒イベント用の虚。
ナムシャンデリア(CV:沢海陽子)
石田雨竜の撒き餌に釣られた虚。恐らく生前は女性。アニメでは「オクトパシー」、ゲームでは「ナムジェリー」と名前が変わる。
イソギンチャクの様に体全体が触手で出来た虚。吐き出した種子を打ち込むことで他者を操る能力を持っており、作中ではタツキを始めとした空座第一高等学校のクラスメイトを操つり、織姫と対峙する。浮遊能力もあり、上記の茶渡の覚醒イベント用の虚と同様に織姫覚醒イベントの虚でありながら、虚の性質としては優遇されている。
かなり下劣な性格をしており、自称では”争いを嫌う”と謳っているが、残忍かつ残酷。操った人間で攻撃対象が嫌う様な行動を指示し、心を折る様な行動を進んで取る。虚の性格は生前の性格に引っ張られる傾向がある事から、生前より外道だった可能性が高い。
最終的には織姫がヘアピンを媒体とした完現術(※この時点では言及無し)『盾舜六花(しゅんしゅんりっか)』に目覚た事により、両断される。ちなみに織姫の戦闘は『死神代行篇』においては、この戦いが唯一の戦闘シーンとなっている。
大虚(CV:-)
石田雨竜の撒き餌に釣られ次元の裂け目より登場した虚。読みは”メノスグランデ”
多数の魂魄が融合した存在である為、自我をもたず動きは緩慢、知能も獣並。見た目は長い尖った鼻の仮面を被り黒衣に覆われた出で立ちをしており、非常に巨大。
普通の死神には手に余る存在であり、『死神代行篇』においては事実上のラスボス。この時点では圧倒的な戦闘力を誇るが、後に出てくる護廷十三隊の隊長格なら倒すのに問題無く後に“雑兵”クラスまで落とされる。
また、後に発覚するが大虚の中でも3つのクラス分類がされており、最上級の最上級大虚(ヴァストローデ)まで進化すると人間程度のサイズに落ち着くが、戦闘能力は護廷十三隊の隊長格をも凌ぐ。
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