『シュタインズ・ゲート』シリーズを120%楽しむための用語集
世界線変動率(ダイバージェンス)
世界線が移って世界が再構成された際の差異を数値として表したもの。アニメ上でも画面が暗転し、年月日と同時に8桁の数値にて表記される。
ダイバージェンスメーター
α世界線(シュタインズ・ゲート0の世界線)の2021年において開発された、世界線の座標を8桁の値にて実測する装置。岡部により、かつてジョン・タイターがネット上で説明したタイムマシンの原理の記憶を元に開発された。まず局所重力の基礎読み込みをしておき基準値にして、タイムトラベル後にメーターは局所重力正弦波を発生させてカー・ブラックホール理論を再現、搭載された重力歪曲装置で重力を測定して変動率を計算する。
なお、影響がほぼ無い過去改変(STEINS;GATEでダルに送ったDメールの様な改変)では0.000001%すら数値は動かず、僅かに変化した点があるが、世界線は移動せず全ての人の記憶は再構成されない。
世界線
過去から未来までを含んだ1通り世界の歴史(線)。その1本の線の中も人々の行動により、同じ世界線の中でも細かな分岐はあるがあり、様々な可能性を秘めた世界が重ね合って存在しているが、同じ世界線の中では、どのような過程を経ても収束と呼ばれる現象によって、同じ結果に辿り着く事になる。
収束による結果を回避する為には、世界線から離脱し別の世界線の世界へと移動/再構成する必要がる。そのため、複数の結果の可能性は存在しているものの、パラレルワールドは存在せず、世界は常に1つ世界線により構築される。世界線を移動する場合には、再構築が同時に行われるためリーディングシュタイナー(後述)の能力を持たない人間は、違う世界線での記憶を失い再構築された世界線での記憶しか有さない。
世界線を移動/再構築した場合、その世界線の座標を上記のダイバージェンスメーターで図る事が出来、世界線変動率が0%台のものはα世界線で、1%だとβ世界線に。また、特殊な世界線であるシュタインズ・ゲート世界線は世界線変動率1.048596%の世界線。
世界線 | 作品名 |
β世界線からα世界線 | STEINS;GATE(1~22話) |
α世界線からβ世界線 | STEINS;GATE 23話β「境界面上のミッシングリンク」 |
β世界線 | シュタインズ・ゲート ゼロ |
β世界線からシュタインズ・ゲート世界線へ | STEINS;GATE(23、24話) |
シュタインズ・ゲート世界線 | STEINS;GATE25話「横行跋扈のポリオマニア」、劇場版STEINS;GATE負荷領域のデジャヴ |
バタフライ効果(バタフライエフェクト)
過去改変において、非常に些細な出来事を改変したとしても、その改変した内容を基軸に生来が大きく変わる現象/効果の事。
オープニングで岡部が発した台詞でも登場し、劇中に世界線の移動と共に蝶が舞う描写がある。ダルはこの効果を「風が吹くと桶屋が儲かる」に例えている。
リーディングシュタイナー(運命探知の魔眼)
世界線の再構築により、記憶が再構築され元の世界線の記憶を本来有さないが、改変前の世界線での記憶を有する事が出来る人間。またその能力自体がリーディングシュタイナーと呼ばれている。作中でこの能力を完全に有しているのは岡部 倫太郎のみで、魔眼に宿る力で察知したと言う厨二病設定から岡部自らが能力名を名付けている。
変動前の世界線の記憶を失わずに維持できる反面、再構成された世界線に沿って再構築されるハズの記憶は得られない。(他者からすると、その世界線では記憶の欠損が起きている様に見える)。またダイバージェンスメーターをこの能力を持たない人間が使用しても、メーターの数値が変動を認識出来ないため利用する事が出来ない。
完全なリーディングシュタイナーの能力は先に書いた通り岡部 倫太郎のみが所有しているが、無印版ではある世界線のフェイリスが部分的だが能力に目覚め、『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』ではタイムリープを繰り返す事で完全では無いが紅莉栖もこの能力に目覚める。更に『シュタインズ・ゲート ゼロ』では中瀬 克美(フブキ)も新型脳炎の発症という形で一部能力を発揮している。
完全な形での能力所有は限られた人間に限定されるが、物語中では夢やデジャブという形で能力を持たない人にも他の世界線を一部観測できる模様。
アトラクタフィールド(世界線収束範囲)
世界線と世界線収束範囲の根拠となっている理論で、どのように世界を過去を改変しても、その世界線では確実に起きる事が確定されている事象。確定している事象は、世界線の誤差により発生する時間は変動するが、どのように事象を否定しても、奇跡的な偶然をも巻き込み確実に発生する。
雷ネットアクセスバトラーズ
『シュタインズ・ゲート』の世界で大人気のボード/カードゲーム。劇中では雷ネットABと略される。
世界中で人気がありシュタインズ・ゲート 25話「横行跋扈のポリオマニア」ではフェイリスがアメリカでの大会に招待されている。
2011年12月28日(水)に現実にも発売されている。以下はそのルール。
エル・プサイ・コングルゥ
岡部 倫太郎が鳳凰院 凶真時に一人電話(電源は基本的に入ってない)の締めに使う合言葉。また師弟関係にある漆原ルカにも強要している合言葉である。特に意味は無い。
元ネタはネット掲示板「2ちゃんねる」で発祥した単語「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」。もちろんこちらにも特に意味は無い。
未来ガジェット
未来ガジェット研究所のラボメン(基本は岡部とダルによる)が開発した、ガラクタ同然の意味不明な発明品の数々。各ガジェットにはアニメや漫画に由来する名前がつ付いているが、物によっては初号機でありながらverが付いていたりと特に整合性がある訳では無く、ダルの気分によって名付けられている。
以下ではアニメ/劇場版に登場する未来ガジェットを紹介する。
No. | 名称 | 説明 | 元ネタ |
1号 | ビット粒子砲 | テレビのリモコンを埋め込んだおもちゃの光線銃。 テレビに向けて引き金を引けば、銃を撃つかのようにチャンネルを送る事が可能。 |
機動戦士ガンダム |
2号 | タケコプカメラー | 竹とんぼ式の超小型CCDカメラ。電気的な動力なしによる空中撮影という画期的機能が実現。 しかし撮影された動画も回転した状態となる。 |
21エモン |
4号 | モアッド・スネーク | クレイモア地雷の模せて作られた超瞬間加湿器。 威力は凄いが、使うと部屋は水浸しになる上に1回使い捨て |
メタルギアソリッド |
5号 | またつまらぬ物を繋げてしまったby五右衛門 |
掃除機の排熱風を利用したドライヤー。ドライヤーの分の電気代を消費することがないが、他の家電と並走するとブレイカーが落ちる。 |
ルパン3世 |
6号 | サイリウム・セーバー | 振りやすいよう柄をつけた、発光塗料を含んだ血糊を使ったサイリウム。 中に血糊が入っている。 |
スター・ウォーズ |
8号 | 電話レンジ(仮) | 電子レンジに携帯電話を組み合わせ、帰宅前に食べ物を温められるようにした 画期的な未来ガジェット。最終的にタイムリープマシンにまで発展。 |
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10号機 | クールビジター | 冷蔵庫の冷気で冷やす疑似クーラー | – |
204号機 | FG204 2nd EDITION Ver2.31 | α世界線の2033年の未来において開発されたタイムマシン。 作成される世界線により品番と機能が若干異なる。 |
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