M.O.M.分類「危険度:XXXX」の魔法生物
魔法省の魔法生物規制管理部では『危険レベル。専門知識と技能を持つ魔法使いなら対処可能』という危険度に分類されている魔法生物(動物、存在、霊魂の3種の総称)。このあたりから危険度がグッと上がります。ここでは『ハリー・ポッター』シリーズと『ファンタスティック・ビースト』の劇中で登場する13種を紹介していきます。
サンダーバード:Thunderbird
非常に大きい鳥類で「ワシに似た頭」を持っている魔法生物。飛翔時に嵐を起こすことが出来、その際に羽毛がさまざまな色合いの黄金や電気的な青、灰色、銀など、カラフルに色が変わる。
ニュートン・スキャマンダーは、エジプトの密輸業者からサンダーバードを救出しサンダーバードのフランクを、故郷のアリゾナ州へ返すためにアメリカへ渡っており、アメリカに渡ったフランクはニュートンの指示で、記憶を消す薬をNY市民に雨の如く降らせた。
トロール:Troll
巨人の様な風貌をした魔法生物で、非常に体躯が大きく最大で身長4m/体重は1tにまで成長する。
一般的なイメージと同じく、棍棒を持っている個体が多く、非常に好戦的で暴力的な気質である。更には知能も低く、どの様な行動に出るか予測が難しい。
一部に知能レベルが高い個体も存在し、そのような個体は守衛の様な人間社会においても生活を送っている。
劇中では、『ハリー・ポッターと賢者の石』のみ映像化されておりクィレル先生の手配により女子トイレに出没する。
ユニコーン:Unicorn
馬の体に額に一本の角をもつ一角獣の魔法生物。
非常に有名な種族ではあるものの『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズでは映像化は『ハリー・ポッターと賢者の石』の1回のみ。しかも死体という不遇な存在。
角は解毒剤の原料。尾の毛は杖の芯として使用される。またその毛は非常に丈夫でありハグリッドは動物用の包帯としても利用をしていた。更にはユニコーンの血を飲むと死にかけていた者が蘇る※ただし”生きながらの死”という謎の呪いがエンチャントされる。など非常に万能であり、分類レベルが4なのも危険レベルでは無く、敬愛すべき生物としてなのがポイント。
セストラル:Thestral
骸骨の体、爬虫類のような顔、コウモリに似た形の巨大な翼を持つ天馬の一種。
セストラルは一度死を目撃した人間にしか姿が見えず、またそのどこか厳めしく骨張ったゴーストのような外見のためか、不当にも不吉な存在と見なされている。
ホグワーツの禁じられた森のも生息しているが、禁じられた森に生息している個体は知能が高く本来の肉食性が低くなるようハグリットに躾けられている。
オカミー:Occamy
羽の付いた蛇。顔の様子などは嘴が付いており鳥類に近い。
体を自由に伸縮させる事が可能で、最大5Mほどまで伸びる事が可能。卵は純銀で出来ており、密猟者たちにとって格好の獲物となっているが、卵を守る際には非常に獰猛になり攻撃的な性格となる。
マーピープル:Merpeople
水中に生息する知的な魔法動物ではあるが、地上でも行って時間は行動が可能。
大魔法学校対抗試合の第二の課題を見守っていたりと、対話可能な存在ではあるが人を水中に引き摺り込もうとしたりと、好戦的な性格をしており厄介な存在。
ケルピー:Kelpie
様々な姿に変身が可能な魔法生物ではあるが、蒲の穂をたてがみに使った馬の姿が最も有名。油断している者を背中に乗せ、そのまま川や湖の底までまっすぐ飛び込み、乗り手を食い殺す獰猛性があるが、縄かけ呪文により手綱をかけることで、ケルピーは従順になる。実際にニュート・スキャマンダーは自宅のアパートの地下でケルピーを飼育していた。
ケルピーの毛は、ドラゴンの心臓の琴線や不死鳥の羽根に比べて劣るといわれてるが、杖の芯として使うことが出来、素材として活用されている。
カッパ:Kappa
日本原産の魔法生物”河童”。見た目は日本人が思い描く河童よりも“より”グロテスクな見た目になっている。日本原産ではあるが西海岸に打ち上げられたと報告があり、凄く長い距離を流された事が分かる。
摩訶不思議サーカスの見世物になっており、フランスのパリで行われたサーカスの興行にも河童が連れて行かれた。『ハリー・ポッター』シリーズではルーピンの代理でこのクラスの教鞭をとったセブルス・スネイプ教授がモンゴルの動物であると間違った情報を教えていたが、『幻の動物とその生息地』でスネイプの発言が誤りであることが指摘されており、れっきとした日本原産である。
グラップホーン:Graphorn
ヨーロッパの山岳地帯に生息する非常に凶暴な性格の魔法生物。ニュート・スキャマンダーがニューヨークへ旅した際に、彼のスーツケースに生き残りの成体のグラップホーンのペアと、幼体のグラップホーンを飼っていた。
グラップホーンの角は、珍しい毒にも効く解毒剤として使われいるが、収集難易度が非常に高く極めて高価で取引される。
エンペルト:Erumpent
ニュート・スキャマンダーのスーツケースから逃げ出した魔法生物の1種であり、長い角と長く厚い尾を持つサイに似た魔法動物。
自身から他者を攻撃してくる事はほぼ無いが、危害が加えられた場合には反撃し大抵の場合は非常に凄惨な状態となる。角には異常など程、強力な毒液があり、その液を注入されたものは全て破裂してしまう。という危険でしかない存在。
エルンペントの角、尾、破裂液はすべて魔法薬に使用されるが、個体数が少ないため取引可能品目Bクラス(危険物扱い。厳重管理品目)に指定されている。
デミガイズ:Demiguise
ニュート・スキャマンダーのスーツケースから逃げ出した魔法生物の1種であり、細く長い絹のようなシルバーの毛で覆われたサルの様な魔法動物。目が顔のサイズと比較すると異様に大きく現実世界にいるアイアイの様な風貌となっている。
自身を不可視な状態にする事や、予知を行う能力を持ち合わせている事から、デミガイズ捕獲の訓練を受けている魔法使いだけにしか見ることができず、その上予想外の予知能力があるため捕獲は非常に困難。平和的な魔法生物だが、その毛は透明マントの原材料になるため捕獲される。
不死鳥:Centaurus
真紅の鳥で、金色の長い尾とかぎ爪を持ち、黒い目をしていて、尾は孔雀と同じくらい長い。羽は闇の中で輝き、尾は熱を持っている。言わずと知れた不死鳥。
不死鳥は非常に忠義心に厚い生き物であり、アルバス・ダンブルドアが死ぬまで不死鳥は彼と共に生活をホグワーツで共にしていた。ただし、これは非常に稀有な例でありM.O.M.分類「危険度:XXXX」に分類されるほどに、本来であれば人に懐かずうまく飼いならした魔法使いがほとんどいない。
不死鳥の羽根は強力な魔法の物質で、杖の芯としてして使われているが先に書いた様に飼いならす事が非常に難しく、杖として利用できるのは選ばれし数名となっている。
ケンタウルス:Centaurus
禁じられた森に住んでいる生物で、上半身が人間で、胴体が馬の半人半獣の魔法生物。
群れを作って生活をしており、人語を理解し、人間と同程度の頭脳を持ち合わせているが、ケンタウルスの希望により魔法省は魔法生物に分類している。稀有な存在。
『ハリー・ポッター』シリーズとしては占い学教授としてフィレンツェなどが登場。全身フルCGで描かれており非常にイカツイ…。
コメント