『ジョン・ウィック』シリーズは2014年の第一作目の『ジョン・ウィック』から始まったアクション映画シリーズ。
現在は3作目までが公開されているが、2022年には『ジョン・ウィック4』(原題)が、更には第5作が検討中であり前日譚ドラマ「ザ・コンチネンタル(原題:The Continental)」も企画されていおり、『パラベラム』からのスピンオフ映画『バレリーナ(原題:Ballerina)』も公開予定と『ジョン・ウィック』ワールドは広がり続けています。
『ジョン・ウィック』シリーズの醍醐味と言えば、演じるキアヌ・リーヴスのアクションに尽きますがその中でも『ジョン・ウィック』シリーズは、他のキアヌ・リーヴス作品と比べてもキルカウント数が段違い。爽快でスタイリッシュで秒速で亡くなっていく敵キャラクター達は必見です。
そんな『ジョン・ウィック』シリーズですが、先ほどの通り秒速で人が死んでいくのでキャラクターの移り変わりが激しく、更にはシリーズを追うごとに組織が複雑化。という事で、結構人間模様が複雑…。
今から久しぶりに見る人の復習に。これから観る人の予習に。相関図や主要キャラクター/登場人物一覧を含め是非ご活用下さい!
キャラクター以外で『ジョン・ウィック』シリーズの時系列が分からない…とか、何がどの作品で起きたか分からない…という人は別記事で解説していますので、そちらもどうぞ。
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「ジョン・ウィック」シリーズ:3作品まとめ。一気に最新作まで追いつく!見る順番とレビューと感想。!
『ジョン・ウィック』シリーズ:キャラクター/登場人物 相関図
『ジョン・ウィック』シリーズにおける本編3作品の主要な登場人物の相関図は上記の通り。思いのほかキャラクターは少なめ…
登場人物にじは意外と名前が無いモブキャラクター的な人物が多い反面、シリーズを進むにつれて組織が拡大し分かりづらくなるので、一度は相関図を確認してみては?
顔は見たことはあるけど誰だっけ?となった人は、下の各キャラクター/登場人物紹介も合わせて確認ください。
※相関図はクリックで拡大します!
『ジョン・ウィック』:主要キャラクター/登場人物 紹介
ジョン・ウィック/ジョナサン・ウィック(キアヌ・リーヴス)
『ジョン・ウィック』シリーズの主人公。かつては「ブギーマン(闇の者)」や「バーバ・ヤーガ」などと呼ばれ恐れられた伝説的な殺し屋だが、最愛の女性ヘレンと出会い現在は裏社会から引退中。
第一作目の『ジョン・ウィック』でかつての雇い主でもあったロシアンマフィアの大物ヴィゴ・タラソフの息子ヨセフにヘレンが残した最愛の愛犬を殺され、復讐を誓い暗殺者として裏社会に復帰する。
現役時代はどんな不可能な暗殺も成し遂げ、「3人の男を鉛筆1本で殺した」など数々の伝説を残しており、復帰後もその腕は衰えていない模様。単体映画シリーズで自らの手で最も多く敵を殺したキャラクター。カウントにもよるが『ジョン・ウィック』シリーズでのキルカウントは387。5秒に1人を殺す。
ウィンストン(イアン・マクシェーン)
裏社会のサポート機関である、コンチネンタルの代表であり、「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」のオーナー兼支配人。
ジョンとは旧友で、暗殺者としての彼に敬意を払っており、彼を軽視する者には忠告を行う。
コンチネンタルの代表として殺し屋の世界で絶大な力を持っおり、“誰であっても”掟を破った者には容赦しない。
シリーズを追うごとにコンチネンタルの上位組織が登場するが、シリーズを通してジョン・ウィックを助け、また政治的に権力を利用する紳士。
シャロン (ランス・レディック)
「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」のコンシェルジュ。
裏社会御用達のサポート機関に務めているだけあって、銃火器の知識や戦闘能力も並み以上。
ジョン・ウィックに対し強い敬意を払っており、中立の立場にある事が求められるハズなのに基本的にはジョン・ウィック寄り。
『ジョン・ウィック:チャプター2』ではジョン・ウィックがローマに行く際に、ホテルとしては犬を預かれない中で、個人として預かる程に仲は深い。
マーカス(ウィレム・デフォー)
ジョン・ウィックの親友であり、殺し屋でベテランのスナイパー。
ジョン・ウィックの妻ヘレンの葬儀にも参列するなど現役を退いた後も親交がある事からも2人の仲が伺える。ヴィゴ・タラソフとも親しく、彼から直々にジョン・ウィックの暗殺をを依頼され引き受けるも…。
悪役が多いウィレム・デフォーだが、『ジョン・ウィック』では悪いけど良いウィレム・デフォーを観る事が出来る。
ヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト)
ニューヨークを拠点とするロシアンマフィアのボス。
『ジョン・ウィック:チャプター2』で判明するが、彼らロシアンマフィアは主席連合の1角だったりする。
現役時代のジョン・ウィックの雇い主であり、誰よりも彼の力を恐れ、知っている人物。自ら組織が現在の規模になったのも、ジョンの働きによるものという事を認識しており、彼が息子を狙っているとわかると即座に交渉を試み、失敗した後は、暗殺者達に200万ドルという高額の懸賞金を掛けるなど非常に高く評価している。
事あるごとに、ジョン・ウィックが「3人の男を鉛筆1本で殺した」という伝説を語る。
ヨセフ・タラソフ(アルフィー・アレン)
ヴィゴ・タラソフの息子にしてチンピラ。主な稼業は車泥棒。
親の七光りで、親の威光を盾に暴れ倒す、分かりやすいぐらいのバカ息子。
ガソリンスタンドで気に入ったジョン・ウィックの愛車であるフォード・マスタングを狙って仲間と共にジョン宅に潜入し、食って掛かった愛犬デイジーを殺す。それによってジョン・ウィックの標的に。
演じるアルフィー・アレンは『ゲーム・オブ・スローンズ』の時もそうだが、バカ息子を演じさせたら世界一。
ミズ・パーキンズ(エイドリアンヌ・パリッキ)
ジョン・ウィックと顔馴染みの殺し屋であり、「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」の利用客。
高額報酬の仕事しか受けない事を信条とし、ヴィゴ・タラソフが公示したジョン・ウィック暗殺を懸賞金200万ドルを目当てに引き受ける。「コンチネンタル・ホテル」に戻ってきたジョンを騙し“コンチネンタル”の掟を破り、ホテル内でジョンの寝込みを襲うが失敗し…。
高額報酬しか受けない癖に、殺した相手のポッケからコイン一枚でも盗んでいく。多分お金に汚いのではなくセコイ。
“コンチネンタル”の掟を破ったものの末路を描くために存在したようなキャラクター。
掟を破った後の末路を考えると懸賞金200万ドルは格安価格でしょ…。
ハリー(クラーク・ピータース)
ジョン・ウィックと顔馴染みの殺し屋であり、「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」の利用客。
ジョン・ウィックの隣の部屋を利用する良識(?)を持ったベテランオーラを放つ犯罪者。ジョンに頼まれてジョンを襲ったミズ・パーキンズを拘束し見張っていたが…。“コンチネンタル”の掟を描くために存在したようなキャラクター。
ジミー(トーマス・サドスキー)
ジョン・ウィックの家の地区を管轄する警察官であり、ジョンの友人。
『ジョン・ウィック』ではヴィゴの手下の襲撃による騒音から通報を受けてジョン宅にやってくるが、死体を見ても“何事もなかった”事にしてそのまま立ち去る。最早、友人の枠を超えた隠ぺいを行う“警察官のクズ”。
オーレリオ(ジョン・レグイザモ)
自動車工場のオーナーであり、ジョンの友人。
盗難車の引受けや解体を行うグループの頭目であり、ヨセフがジョンのマスタングを持ち込んできたため、警告するも理解しようとしないため立場を無視して彼を殴るなど、どこかの不良警察とは違い良心的な友人。
『ジョン・ウィック:チャプター2』では全損したマスタングを修理のために引き取るなど表向きの仕事もキチンとこなしている模様。
ドク (ランドール・ダク・キム)
ジョンと顔馴染みの闇医者であり、コンチネンタルの金貨を費用に治療を行う。
『ジョン・ウィック』のみのキャラクターかと思いきや、『ジョン・ウィック:パラベラム』にも登場。紆余曲折あってコンチネンタルのサービスを受ける事が出来る期限ギリギリに傷を負ったジョンを”無理を承知”で助ける。
その後は、自分が彼を助けたことが明るみに出ないようにするため、別れ際にジョンに自分を拳銃で二発撃つように求めるなど抜け目もない。普通にいい人。
ヘレン・ウィック (ブリジット・モイナハン)
ジョン・ウィックの妻であり、ジョンを裏社会から救い出した存在。
自分の死後、ジョンに犬を遺して愛するよう伝えた。シリーズを通してジョン・ウィックの良心であり、いつまでたったも心拠り所。
ただ彼女がジョン・ウィックの裏社会への復帰を望んでいたかというと…それは別の話。
『チャプター2/パラベラム』:主要キャラクター/登場人物 紹介
次ページからは、『ジョン・ウィック:チャプター2/パラベラム』に登場するキャラクター/登場人物を紹介!
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