1970年以降の作品を計1805本。監督数186人分をまとめた結果から”今現在”までに監督した作品の収益率(興行収入/制作費)をランキング化。自分が映画を作る時には”どの映画監督”に頼めばいいか?なんて妄想してみては?
果たして最も収益性が高いのは誰か?ランキングの結果は??
映画監督別の生涯興行収入ランキングはコチラ。
ちなみに、全映画作品の収益率の平均値は??
総製作費(1805本集計)
$63,498,112,296
総興行収入(1805本集計)$225,014,600,303
平均収益率
354.36%
集計した全作品数の総製作費と総興行収入から、平均の収益率を算出。
映画作品の収益率としては、平均で354.36%。
期待値として約3倍になる計算です。この数字には広告費などのプロモーション費用などは含まれないので”この数値”だけでは何とも言えない部分がありますが、やはりロマンがありますね!
ではどの監督が最も収益性が高いのか?。頼めるとしたら”誰に”監督を頼むのか?
それでは、ランキングに進んでいきましょう。
※ランキングについては、監督作品本数が5本以上ある映画監督のみでランキングしています。
<集計方法>
・n=1970年~2020年放映作品:計1805本(監督数186人分)
・制作費:2020年9月30日時点で公表されている概算値(公表されていない映画作品は除く)
・興行収入:”Box Office Mojo”の2020年9月30日時点
・IMDb Score:“Internet Movie Database”の2020年9月30日時点でのレビュー点数
・IMDb平均Score:加重平均にて算出(各作品のScore×各作品のレビュー数/監督作品の総レビュー数)
収益率 第1位:ジョージ・ルーカス
アメリカで最も裕福なセレブリティ byフォーブス誌
監督作品本数は少ないものの、全作品で平均以上の高い収益性を担保するジョージ・ルーカス。
総制作指揮を執っている作品も多く”スターウォーズ”の生みの親として、世界中で最も有名な映画監督の1人ですね。
そんなジョージ・ルーカスですが、経済誌のフォーブスが毎年発表する純資産調査を基にしたランキング”アメリカで最も裕福なセレブリティ”でトップとなっているんですね。
しかも、その金額は54億ドルと2位のスピルバーグ監督の37億ドルに対して約1.5倍。凄すぎる…。
本名:ジョージ・ルーカス
(George Walton Lucas Jr.)
生年月日: 1944年5月14日(年齢76歳)
▼受賞歴
アカデミー賞:1回
・アービング・G・タルバーグ賞:1回
(ノミネート:5回)
【総製作費】$360,554,778
【総興行収入】$3,416,439,684
【平均収益率】947.55%
【総制作本数】5本
【IMDb平均Score】7.5
ジョージ・ルーカス作品:収益率TOP3
第1位:アメリカン・グラフィティ(放映年:1973年)
ジョージ・ルーカスの初期作品。彼のイメージとしてはSFの印象が強いですが、こちらはコメディドラマ。
時代的にも制作費は安いですが、興行収入が高く収益率では、ダントツの1位!
制作費:$777,000
興行収入:$115,000,000
収益率:14800.51%
IMDb Score:
第2位:スター・ウォーズ(放映年:1977年)
SF映画の金字塔。未だに続編が出れば世界的な大ヒットを飛ばす”誰しもが知る”映画作品。
1977年と古い映画ながら収益率を見てもそのバケモノっぷりが良く分かります。
制作費:$11,000,000
興行収入:$775,398,007
収益率:7049.07%
IMDb Score:
収益率 第2位:ジェームズ・ワン
近年の『ワイルド・スピード SKY MISSION』『アクアマン』などのイメージも強いが、『Saw』とか『死霊館』などのスリラー/ホラーが主戦場。どちらを先に観るかで印象が変わる監督ですが、収益性はどのジャンルでも高い!
【収益率】809.61%
【総制作本数】9本
【IMDb平均Score】7.1
ジェームズ・ワン作品:収益率TOP3
1位:ソウ(Saw)
ジェームズ・ワン監督の初長編映画。日本でも公開されると大きな話題になりました。密室劇で制作費が非常に安い事もあり、凄い収益率に!!
収益率:8591.36%
IIMDb Score:
2位:インシディアス
『ソウ』と同じく脚本はリー・ワネル。さらに『パラノーマル・アクティビティ』のオーレン・ペリが製作にと。それだけで観たくなる要素がタップり。
収益率:6467.28%
IMDb Score:
収益率 第3位:ジェームズ・キャメロン
興行収入もさる事ながら、『アバター』『タイタニック』を観れば分かるが制作費も鬼の様にかける映画監督。
とはいえ、収益性も抜群。SF作品が多いが、撮る作品のジャンルも幅広くホームランを量産する名監督。
【収益率】739.86%
【総制作本数】8本
【IMDb平均Score】8.0
ジェームズ・キャメロン作品:収益率TOP3
1位:ターミネーター
この作品も知らない人は多分いないであろう作品。「I’ll be back」は観た事が無い人でも知っている。監督を一躍有名にした大出世作。
収益率:1224.55%
IIMDb Score:
2位:アバター
興行収入/制作費ともに過去最大級の規模でありながらこの収益率!興行的には最も成功した映画作品かもしれません…。恐るべし『アバター』
収益率:1177.20%
IIMDb Score:
収益率 第4位:マイケル・ムーア
ドキュメンタリー映画の重鎮化しているマイケル・ムーア監督。ドキュメンタリー映画であるが故に制作費は非常に安い!主演もほとんどご本人。肩書的には”ジャーナリスト”が本業ですが日本では”監督”としての知名度がダントツで高い。
【収益率】681.36%
【総制作本数】9本
【IMDb平均Score】7.6
ロン・ハワード作品:収益率BEST1
収益率 第5位:ライアン・ジョンソン
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が代表作。ただ、そのおかげで名前を検索すると”戦犯”というKWが付随してしまう結果に。作品によって大きく評価が変動する監督だが興行的には成功を収める事に成功している。
【収益率】625.83%
【総制作本数】5本
【IMDb平均Score】7.4
ライアン・ジョンソン作品:収益率BEST1
収益率 第6位~10位
収益率の第6位~10位については、一挙にご紹介!
10位以降については、また別記事で…
監督名 | 監督作品数 | 収益率 | IMDb平均Score | 収益率BEST1 | 収益率 |
トッド・フィリップス | 10本 | 621.74% | 7.2 | ジョーカー | 1953.18% |
ジョン・G・アヴィルドセン | 15本 | 599.68% | 7.2 | ロッキー | 20454.55% |
アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ | 5本 | 597.21% | 8.0 | アベンジャーズ/エンドゲーム | 785.90% |
ジェリー・ザッカー | 6本 | 570.10% | 7.0 | ゴースト/ニューヨークの幻 | 2298.65% |
クリス・コロンバス | 15本 | 568.77% | 7.1 | ホーム・アローン | 2648.25% |
最後に…
皆さん如何だったでしょうか?やはりシリーズ物の第1作目は収益率も高いですね。
1970年代からなので、古いほど制作費が安くなる傾向がある中で”この結果”はやはり凄いです。
投資できるならだれに投資するかとか妄想して貰えると嬉しいです。
自分がもし”映画”を撮れるだけの財力があれば、誰に監督を頼みますか?
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