『マイティ・ソー』シリーズ:アスガルドの住人
オーディン(アンソニー・ホプキンス)
アスガルドの王でありソーやヘラの実父にしてロキの養父。
北欧神話における戦争と魔術を司る全能の最高神である”オーディン”がモデルになっているだけあり、非常に高い戦闘能力と政治能力を誇り、この世の始まりからアスガルドと九つの世界の民を守ってきた王の中の王。
過去、ヨトゥンヘイムの氷の巨人たちとの戦いで右目を失ったため、右眼窩にアイパッチをはめ込んでいる。ソーの鎧と酷似した絢爛豪華な甲冑や真紅のケープと、ロキのものとは異なる形状の角飾りが付いた黄金の兜を身に纏い、グングニルを携える。非常に強い能力を持つ反面、能力を行使すると“オーディンの眠り”に着くという弱点もある。
アスガルドの王だけあって不屈の精神と勇気を持ち合わせ、中の人がハンニバル・レクター博士であるにも関わらず寛容で公正で慈悲深い性格ではあるが、時には差別的な行動や、柔軟さに欠けた判断を断行したり、理性を失う様子を見せる事もあり、完全に純潔な神では無く人間らしい部分もある。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』時にはロキにより記憶を封じられて密かに地球へ追放され、ニューヨークの老人ホームに入れられており、自らの死期が近づいていることを悟って追放を受け入れ、地球に滞在することを選んだ。最終的にはノルウェーの海岸でソーとロキに再会し、父親として愛する2人の息子たちへのメッセージとして、協力してヘラに挑むようにと言葉を残し、光の粒子となって消滅。帰らぬ人となる。
フリッガ(レネ・ルッソ)
アスガルドの王妃であり、オーディンの妻にしてソーやヘラの実母にしてロキの養母。
北欧神話に登場する愛と結婚と豊穣の女神“フリッグ”がモデルだけあり、慈愛に満ち実子のソーと養子のロキを分け隔てなく育てた良妻賢母。ロキに対して魔術を教えるなど、本人も魔術を操る事が出来、その技術は熟練の域に達している。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では、ジェーンが体内に取り込んだエーテルを狙ったマレキスの侵攻時には、自ら魔術と剣で戦いマレキスを追いつめがアルグリムによって捕らえられ、刺し殺されてしまう。死後、多くのアスガルドの民に見守られる中で葬儀が行われ、遺体は光となって宇宙へと飛散した。
ボー(トニー・カラン)
オーディンの父で先代の王であり、ソー、ロキ、ヘラの三兄弟の祖父にあたる人物。
北欧神話の男神であり神話上でもオーディンの父親である“ボル”がモデル。オーディンの父親だけあって非常に高い戦闘能力を誇り、ダーク・エルフが5,000年前エーテルによって全世界を支配しようとした際にはこれを鎮圧している。エーテルを破壊するのでは無く地中深くに封印した。(結果的にこれが5,000年後の戦争に繋がるのだが…)
シフ(ジェイミー・アレクサンダー)
アスガルドの女戦士であり、ソーの幼馴染でもある。
北欧神話ではソー(トール)の妻である女神“シブ”がモデル。背負った盾と剣で前線に立ち戦い、アスガルドの戦士の中でも高い戦闘能力を誇る女傑。その高い戦闘能力とは裏腹に乙女であり幼馴染であるソーへ密かに想いを寄せており、オーディンからもソーの妃にふさわしいと思われている模様。
それもあって、ソーと恋仲にあるジェーンがアスガルドにやって来た時には、じっとジェーンを見つめる姿を見せる。
ドラマ版『LOKI』でも、ロキの悪夢として登場し寝ている隙にロキに面白半分で髪を切られて激怒していた過去が描写され、謝ろうと屈しようと罵声を浴びせロキに仕返ししてる。
ファンドラル(ザッカリー・リーヴァイ)
ソーの仲間でアスガルドの戦士でありヴォルスタッグ、ホーガンに並ぶ「ウォーリアーズ・スリー」の1人。
“鮮烈なるファンドラル”と呼ばれ長剣を武器に闘い、一般の氷の巨人程度なら単騎で苦戦無く倒す事が出来る程の戦闘力を有する。ソーの仲間として各地で奮戦。ヴァナヘイムの暴動を鎮圧するなどの活躍を見せるも、『マイティ・ソー バトルロイヤル』でヘラによる連続攻撃で絶命する。
ソーとは仲間を超えた悪友の様な部分があり、ソーが王の命令を破った際にも協力しソーを追う兵士を倒したりしている。基本的には「ウォーリアーズ・スリー」の中で最も飄々とした人物であり、女好き。人間味に溢れた人物になっている。
ヴォルスタッグ(レイ・スティーヴンソン)
ソーの仲間でアスガルドの戦士であり、ファンドラル、ホーガンに並ぶ「ウォーリアーズ・スリー」の1人。
“大いなるヴォルスタッグ”と呼ばれ巨大な両刃の戦斧を振るい豪快に戦う巨漢であり、性格は豪胆。“ヴァナヘイム”での戦闘や、牢獄の暴動対処でも活躍した歴戦の戦士であるが『マイティ・ソー バトルロイヤル』でファンドラル同様にヘラによる連続攻撃で絶命する。
ホーガン(浅野忠信)
ソーの仲間でアスガルドの戦士であり、ファンドラル、ヴォルスタッグに並ぶ「ウォーリアーズ・スリー」の1人。他の2名とは異なりアスガルドの出身では無く、ヴァナヘイムの出身。
“強面のホーガン”と呼ばれ寡黙で冷静沈着。棘の収納が可能なモーニングスターを武器に闘い、中~遠距離では短剣の投擲による攻撃も行う。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』序盤にヴァナヘイムの暴動を鎮圧すると、唯一ヴァナヘイムに残ったため戦闘シーンが少ないが、『マイティ・ソー バトルロイヤル』ではアスガルドを支配するために現れたヘラに対し、兵士を率いて立ち向かう。…が、結局は返り討ちにされ、ヘラが出現させた巨大なヤリに串刺しとなって絶命する。
ヘイムダル(イドリス・エルバ)
アスガルドの門番であり、アスガルドの戦士。
北欧神話で神の国アスガルドへの入り口を見張る神”ヘイムダル”がモデルとなっており、彼自身も虹の橋ビフロストを守っている。非常に寡黙且つ、責任感/忠誠心が厚い。またアスガルドの門番を担うだけあって全身氷漬けとなっても自力で破るなど戦闘能力は高く、戦闘時にはビフレストを起動させるキーにもなる長剣ホーフンドを振るう。
門番として外敵の侵入を防いだり、他の星への出国を管理するだけでは無く、九つの世界を監視し、あらゆる出来事を見据え、遥か遠方にいる者の思念を感じ取り交信が出来るなど、戦闘能力以外にも超常的な能力を有する。正に門番として産まれてきた様なキャラクター。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、オーディンを放逐したロキによって番人を解任されたが、その忠誠心は消えず、ヘラの侵攻においてオーディンやソーなどの王族や、スリー・ウォーリアーズといった将軍たちのいないアスガルドで、国民を守るべく奮闘し名のあるアスガルドの人物としては最後まで生き延びるも『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にて、瀕死の重傷を負いながらもハルクを暗黒の魔法で地球へと送った後、サノスの手によって殺害される。
ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)
惑星サカールの賞金稼ぎであり、元はアスガルドの女兵士であるヴァルキリー部隊の一員。
本当の名前はブリュンヒルデであり、北欧神話に登場するワルキューレの一人である”ブリュンヒルデ”がモデル。
過去、オーディンに命じられたヘラとの戦いで自分以外の仲間を皆殺しにされた経験があり、これを機に人生に希望を見いだせなくなり、惑星サカールで賞金稼ぎ“スクラッパー142”として、酒びたりの生活を送るようになる。賞金稼ぎになってからは、ハルクをグランドマスターに渡したり、母星の王子であるソーを捕らえてグランドマスターに引き渡すなど徹底したリアリストになっていたが、ソーによる度重なる説得の結果、サカール脱出とヘラ打倒に協力する様になり、本来の自分を見せる様になる。
顔に白い線の模様があり、腕にはヴァルキリーであることを示す入れ墨がある。ヴァルキリー部隊の所属し過去のヘラとの闘いで唯一生き残った実績の通り、戦闘能力は非常に高く『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではペガサスの乗り最終対決に軍隊を率いて参戦し奮戦した。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後はソーがアスガルドの王位を彼女に譲っており、ニュー・アスガルドの王として君臨している。
スカージ(カール・アーバン)
オーディンを放逐したロキによって番人を解任されたヘイムダルに変わりアスガルドの番人を務める人物。
アスガルドの番人ではあるが、ヘイムダルとは違い女性を仕事場ではべらかして、テキサスから取り寄せた「デス」と「トロイ」と名を付けたマシンガンを見せるなど、自慢話をしてさぼっている。非常に自己顕示欲が強く、共にヴァナヘイムの鎮圧で戦ったソーに覚えて貰っていない事を根に持っており、力を示すという考え方に執着している。
姿を見せたヘラの圧倒的な強さを見て一時は服従を誓い死刑執行人の任に着くが、ソー達がヘラを倒すためにアスガルドへ戻ってくると、どさくさに紛れて宇宙船で脱出し助かろうとするも、アスガルドの住民の乗った宇宙船がヘラの兵士に襲われるのを見て立ち上がりヘラに反目。マシンガンで攻撃するも殺される。小者。
ヘラ(ケイト・ブランシェット)
オーディンの実娘であり、ソーとロキの姉(義姉)。
かつてはオーディンと共に宇宙を侵略し、アスガルドが強力な帝国となる礎を築いてきたが、オーディンが平和を望むようになり決裂。その思想を危惧したオーディンにより封印されていたがオーディンの死により封印が解かる。北欧神話の死者の国を支配する女神“ヘル”がモデル。
ノルウェーにいたソーとロキの前に姿を現しソーの投げたハンマーを片手で止めた上に、ハンマーを破壊。アスガルドに戻る途中でソーとロキを惑星サカールへと突き飛ばすなど、これまで『マイティー・ソー』で登場した他の敵とは一線を画す戦闘能力を見せつけ、また雷神として覚醒したソーが落とした巨大な雷にもビクともしない圧倒的な守備力を有する。
アスガルドでは、逆らうホーガンや兵士たちを殺害し、恐怖を持ってスカージを懐柔するとアスガルドの地下に封印されていた闇の兵士やオオカミの怪物「フェンリス」を“永久なる炎”のエネルギーで復活させ、自身の支配下に置き強大な権力と軍事力を持つようになる。
個人的な能力に強大な軍事力をも持った事から、対抗する手段が無く最終的には巨大化してアスガルドの破壊を始めたスルトと共に、爆発するアスガルドに巻き込まれ死亡する。
『マイティ・ソー』シリーズ:ダーク・エルフの属するキャラクター
マレキス(クリストファー・エクルストン)
ダーク・エルフのリーダーであり、スヴァルトアールヴヘイムの王にして統治者。
5,000年前に発生した惑星直列の際に、インフィニティ・ストーンであるエーテルを感じ取り、体内に取り込んで操ることが出来、その力を利用し宇宙の支配を試みるも、オーディンの父であるボーに倒され失敗。エーテルも奪われ撤退し、長年の間眠りについていたが、再び惑星直列が起こるタイミングで復活し、腹心のアルグリム/カースとともに、全宇宙の破壊に乗り出す。
エーテルを体内に取り込んだジェーンを狙い、戦闘機に乗り込んでアスガルドに攻め込むもフリッガの妨害とソーの攻撃によってエーテルの入手に失敗し、ソーのハンマーで顔の右半分が焼けるといったダメージを受ける。
その後、力を蓄えジェーンからエーテルを取り出して吸収すると、惑星直列のタイミングでロンドンのグリニッジに現れ、全宇宙を破壊しようとするも再びソーによって倒され失敗に終わる。
エーテルを取り込んだ際には、ソーに匹敵する力を見せるが個としての力はそこまで高く無い。その代わり高い文明をベースにした、殺傷能力の高い兵を利用しアスガルドに対抗する。
アルグリム/カース(アドウェール・アキノエ=アグバエ)
ダーク・エルフでマレキスの腹心。変身する戦闘狂。
復活したマレキスから賜ったカース・ストーンを利用する事で強力な力を持つ怪物カースに変身できる。カース変身時にはソーに馬乗りになって殴りつけるなど圧倒的な強さを誇り、同じく緑の怪物に変身するハルクと比べても高い戦闘力を誇る。
エーテルを体内に取り込んだジェーンを探しアスガルドへ侵入した際には、邪魔をするフリッガを殺害する等、暴虐を尽くすもマレキスが攻撃を受け撤退。その後の襲撃でもソーとロキの2人と互角以上の戦闘を見せるが、ロキの仕掛けられたブラックホール・グレネードにより小型のブラックホールに吸い込まれてしまう。
『マイティ・ソー』シリーズ:その他の宇宙人キャラクター
ラウフェイ(コルム・フィオール)
ヨトゥンヘイムの支配者であり、氷の巨人の王にしてロキの実父。
地球暦965年に群勢を率いて地球に侵攻したが、アスガルド軍との戦いで敗北し休戦協定を結び、その際に「冬の小箱」をオーディンに奪われる。
冬の小箱を取り戻そうと、ロキの策謀にのりソーの戴冠式の最中に手下をアスガルドへ送り込むも失敗。その後、ヨトゥンヘイムへ侵入したソーに対し「アスガルドは裏切り者だらけ」という意味あり気な言葉を残す。ラウフェイ自身も知略に秀でる様な描写もあるが、基本的にはロキの傀儡であり実際は脳筋である。
最終的には傀儡として自分たちが利用されている事に気付かずロキの手引きに合わせアスガルドへ侵入し、無防備に眠るオーディンを手にかけようとするが、かつて捨てさった実の息子であるロキの野望の為の不意打ちより殺される。
コーグ(タイカ・ワイティティ)
コーグは、惑星サカールで剣闘士奴隷にされていたクロナン人。
体は岩でできており、堅そうではあるがポロポロ欠片が落ちる。性格は気さくで陽気で明るく、少し抜けており、かつてグランドマスターに一度革命を企てるも革命を起こそうとしたが、パンフレットを少ししか印刷しなかったために失敗に終わり、剣闘士奴隷に落とされていた。
奴隷たちのリーダー格でありソーから武器を渡されて奴隷たちと再び革命を起こし、獄中のメンバーと共にロキをリーダーにアスガルドへ向かい、アスガルドではヘラの手下と戦い、アスガルドの民とともに宇宙船で脱出する。
アスガルドでの戦いで間違って親友のミークを踏み殺してしまった様に見えるが、宇宙船で抱きかかえていたミークが動き、生きていたことがわかる。因みに映画でコーグを演じているのは、監督のワイティティ自身。
ミーク(スティーブン・マードック)
サカールで剣闘士奴隷にされている昆虫(芋虫)型の宇宙人であり、コーグの親友。
芋虫の様な形をしており、小さな体躯であるため、両腕がナイフである人間大でメタリックなヒューマノイド型ボディーに乗り込み戦闘を繰り広げる。また臀部から謎の卵のようなものを出すが、何に利用出来るか、本当に卵なのかは不明。
アスガルドの戦いでコーグに踏まれ、死んだかと思われたが生きていることが判明し後の『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも戦闘に加わっている。各戦線で生き残っている事からある程度の戦闘能力を有している模様。
タニリーア・ティヴァン/コレクター(ベニチオ・デル・トロ)
ノーウェアを拠点にし宇宙の生物などを収集している宇宙人。通称「コレクター」。
「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」で初登場し、ヴォルスタッグとシフからエーテルの保管を頼まれ、安全に保管するとヴォルスタッグらに約束するものの、2人が帰ると「あと5つ」と呟く。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で再登場した際には、クイルたちが持参したオーブに収められたパワー・ストーンを始めとする6つのインフィニティ・ストーンについて説明したが、パワー・ストーン行使による爆発を受けて重傷を負う。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、サノスによる襲撃を受けており現在での安否は不明。サカールの領主であるグランドマスターの弟でもある。
カリーナ(オフィリア・ラヴィボンド)
カタニリーア・ティヴァン/コレクターの使用人。
クリロリア人であり赤みががった皮膚をしている。コレクターには無理やり奴隷として雇用されており、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でクイルたちが持参したオーブに収められたパワー・ストーンの力を知った際には「もう奴隷は嫌!」と叫んでストーンを掴んでティヴァンを倒そうとするも、ストーンを制御できずに逆に爆死する。
グランドマスター(ジェフ・ゴールドブラム)
惑星サカールの支配者であり独裁者。サカールで行われているバトルロワイアルの興行主。
外宇宙とは時の流れが異なるサカールに最初に迷い込んだ人物で、サカールをここまで発展させた人物である。サカールに迷い込んでから全く年を取っておらず見た目に反して年齢は数百万歳。
浪費好きで祭り好き。自ら演奏して楽しむ音楽好きで、どんちゃん騒ぎ用の宇宙船を所有しているほど。言葉遣いに気を使い、腹心のトパーズの言葉遣いを直す様な紳士的な一面もあるが、気に入らない者を特殊なツエ(メルト・ステッキ)で溶かす処刑するような残虐な面も持つ。ロキ曰く「嗜好がおかしいが話は通じる男」。
奴隷を囲み、支配制度を引く事でサカールを支配/発展させて来たがソーとハルクが姿を消し、コーグらにが革命を起した事により、支配体制が瓦解し逃亡。その後、逃亡するも見つかり「自分が倒され役を見事にこなしたために革命が成功したのだ」と虚言を吐く。最新作の『ソー:ラブ&サンダー』にも登場する。
トパーズ・カルロ(レイチェル・ハウス)
グランドマスターの腹心の女性。
常に無表情であり、口数が少ないが、口を開くと下品な言葉を発する。更には何かあると直ぐに人を溶かす棒(メルト・ステッキ)をグランドマスターに渡すヤバいやつであり、グランドマスターにもたしなめられる。
スクラッパーの身分でありながらグランドマスターの寵愛を受けるヴァルキリーに対しては良い感情を持っておらず、グランドマスターがヴァルキリーを「B」で始まる文字で表現しようとしたところ、「ゴミ(Trash)」と言ってグランドマスターを驚かせ、またグランドマスターがソーを連れてきたヴァルキリーに出す賞金にも「高すぎる」とケチをつけるなど対抗心を燃やしている。
グランドマスターの宇宙船で逃げるソーたちを別の宇宙船で追うものの、操縦するブルースが適当にボタンを押した宇宙船から放たれた盛大な花火によって前が見えなくなり、障害物にぶつかって墜落。その後の消息は不明。
スルト(クランシー・ブラウン)
ムスペルヘイムの王。
北欧神話の巨人スルトがモデルであり、50年前にオーディンによって倒され“永久なる炎”を奪われて弱体化しているが、アスガルドを滅ぼすことを使命としている化け物。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』冒頭でムスペルヘイムに現れて、わざと捕らわれたソーと戦って敗れ、残った王冠を奪われてしまうが、自分たちではヘラを止めることが出来ないというソーの考えで、終盤で永久なる炎の力を持って巨大化しながら復活。
復活後はラグナロクを引き起こし、使命に従いアスガルドを滅ぼそうとし、アスガルドを守ろうとするヘラの攻撃を受けながらもヘラを撃破し、ヘラ共々滅びるアスガルドと運命を共にする。
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