『ヴェノム』は、MARVELコミックス「スパイダーマン」に登場するヴィランでありダークヒーローでもあるヴェノムを主人公にした2018年公開のSFアクション映画。この映画が”ヴェノム”としては初の単体映画。
2018年に公開されると、世界興行収入で同年で第3位: $855,013,954というスマッシュヒット!!
2021年には続編に当たる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』も公開され、これからの活躍にも目が離せません!
原作同様に『スパイダーマン』シリーズとの共演はあるのか?そもそも映画版の「ヴェノム」ってどういうキャラクターなのか続編で登場する登場人物や気になる内容は?
そんな疑問に答えていきます!観たことがある人も、見たことが無い人も是非、ご確認ください!
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『ヴェノム』のあらすじ
ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、ライフ財団が人体実験を行っており、死者が出ているといううわさを聞きつける。正義感にかられ、真相を突き止めようと調査を始めた彼は被験者と接触したために、地球外生命体のシンビオートに寄生される。
引用元:シネマトゥデイ
監督:ルーベン・フライシャー/上映時間:112分/主演:トム・ハーディ, ミシェル・ウィリアムズ
日本でのキャッチコピーは、「マーベル史上、最も凶悪なダークヒーロー誕生。」「“俺たち”はヴェノムだ」。
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『ヴェノム』はMCU作品なのか??
『ヴェノム』『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に登場するキャラクターを紹介する前に、そもそも『ヴェノム』シリーズがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品なのか?を解説していきます。
結論から言うと、MCU作品ではありません。MCUはマーベル・スタジオが製作するスーパーヒーロー映画であり、『ヴェノム』はこれに当たりません。
この『ヴェノム』の様にコロンビア・ピクチャーズがマーベル・エンターテインメントと共同で製作し、ソニー・ピクチャーズが配給するMARVEL映画作品の事をSPUMC(ソニー・ピクチャーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター)と呼びMCUとは別物のMARVEL映画となっています。
別物ではあるのですが、紆余曲折あり…将来的にはMCUにおけるスパイダーマンと世界を共有する計画があることを『スパイダーマン:ホームカミング』でプロデューサーを務めていたエイミー・パスカルが語っておりMCUとSPUMCが同じ世界線である事。2つのユニバースが合流する可能性がある事が示唆されています。
スーパーヴィラン“ヴェノム”とは??
映画『ヴェノム』の前に…コミックス版の”ヴェノム”の説明を。
原作の設定では、スパイダーマンが宇宙で手に入れた、敗れても回復し瞬時に纏う事が出きる黒いスーツが元凶というかオリジン。地球に持ち帰った後もブラックスパイダーマンとして着用を続けていたが、コスチュームは夜な夜な意識のないピーター・パーカーを動かしていたりと”やっかいな”意思を持つ地球外生命体であることが発覚し封印されてしまいます。
そのスーツとなっていた意思を持つ地球外生命体がシンビオート。
宿主を失ったシンビオートは、スパイダーマに恨みを持つ元新聞記者エディ・ブロックに寄生し、そこで大人気スーパーヴィラン”ヴェノム”が誕生しました。この辺の誕生話は『映画版』とは違いがありますが…こんなキャラクターです。
コミックス版では元がスパイダーマンのスーツだった(になっていた)のでスパイダーマンの能力を模した力を持っており”第二のスパイダーマン”と言われたりしていますが、映画版ではその辺も変わっていますね。
コミックス版に近いヴェノムが見たい方はサム・ライミ版の『スパイダーマン3』を観ると分かりやすいかもしれません。
『ヴェノム』キャラクター/登場人物:相関図
『ヴェノム』の登場人物は、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』を含めてもは意外と少なめ。
多分、キャラクターで迷う事は無いと思いますが…。相関関係って見てるだけで楽しくなれる(?)ので是非。
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のキャラクターは原作情報+妄想も入っているので分かり次第、更新していきます。
顔は見たことはあるけど誰だっけ?となった人は、下の各キャラクター/登場人物紹介も合わせて確認ください。
※相関図はクリックで拡大します!
『ヴェノム』主要キャラクター/登場人物
前置きが長くなってしまいましたが…ここからは『ヴェノム』に登場する主要キャラクターを紹介していきます!
エディ・ブロック/ヴェノム(トム・ハーディ)
ジャーナリストであり、自身の報道番組を持つキャスターでもある。何かと黒い噂の絶えないライフ財団を調査し、カールトン・ドレイクに取材をした事で職も婚約者も失うが、ある内部告発を受け調査を再開し、シンビオート(ヴェノム)に寄生されることになる。
現在はサンフランシスコに在住していたが、過去はNYに在住していた事が作中で示唆されており、デイリー・グローブ社での”ある”出来事がきっかけで、NYには居られなくなったことがアンとの会話で分かるが、これは原作コミックスでのスパイダーマンの活躍によりエディの書いた記事が誤報だと発覚した出来事であると思われ、この時点でもスパイダーマンとの関係が見え隠れする。
演じるトム・ハーディは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で主役のマックス・ロカタンスキーを演じるなど肉体派な俳優だが、『ヴェノム』ではどこか情けないキャラクター。
ヴェノムは当初は他のシンビオート同様に暴力的なキャラクターだったが、エディと共生していく中で地球や人間に興味を持ち、”俺達”としての生活を求めていくように…。ちなみにチョコレートが好物。
アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)
エディ・ブロックの元婚約者であり、弁護士。非常に機転が利き行動派。
弁護士としてライフ財団の顧問弁護士をしていたが、エディが機密情報をのぞき見してカールトン・ドレイクに取材した事を切っ掛けに弁護士事務所を解雇され、同時にエディとの婚約を破棄する。
エディと別れた後、医師であるダン・ルイスと付き合っているがヴェノムに寄生されたエディの変わり果てた姿や言動を心配し彼に協力するようになる。エディとヴェノムが分離した際にはシー・ヴェノムになって彼の窮地に向かい、ライオネットとの闘いの最中には機転で彼のピンチを救う。
ドーラ・スカース(ジェニー・スレイト)
《ライフ財団》で働く優秀な女性研究者。
人の命を軽んじて人体実験を続けるドレイクに嫌気が差し、エディに内部告発を行い彼を研究所内に案内する。
ドレイクには人体実験について、辞める様に提言するが家族を盾にされ歯向かえない模様。
彼女の家族についての安否は作中で語られる事は無いが、無事である事を願うばかりである…。
カールトン・ドレイク/ライオネット(リズ・アーメッド)
《ライフ財団》の代表で億万長者の天才発明家。
製薬事業で1代で財を成したが、製薬研究の時から人体実験に手を付けていた模様。
人類こそが、世界の害虫であり未来は宇宙にあると考る終末思想の持主。その思想故に宇宙開発に注力し地球外生命体の発見に熱意を燃やす。彗星の中からシンビオートを発見し、地球に持ち帰った張本人であり彼自身もシンビオート(ライオネット)と共生する。
共生するシンビオート(ライオネット)はヴェノム達、彗星にいたシンビオートの隊長であり身体能力はヴェノムを上回る。
地球人を餌/地球を餌場として考えており非常に危険であり、ヴェノムと対立する。
その他の『ヴェノム』に登場するキャラクター達
『ヴェノム』に登場する“シンビオート”とは??
スーパーヴィラン“ヴェノム”とは??でもコミックス版を触れましたが、ここでは映画『ヴェノム』版での“シンビオート”について解説していきます。
“シンビオート”はライフ財団が彗星で見つけた地球外生命体の総称であり、個体名ではありません。
“シンビオート”は地球で単体では生きていけず、他の生物に寄生する事で活動をする事が出来ます。共生に値しない人間に寄生した場合には寄生主の肉体を餌にする為、寄生された側は死んでしまうのですが、共生に値する人間であった場合は力を貸し外部からの栄養補給で生きていく事が出来ます。
また、寄生(共生)する事で寄生主の記憶や感情を共有化するので”寄生主”によって”悪”にも”善”にもなり得る特徴があり、ヴェノムの場合は地球を守る<善>に。終末論者のドレイクに寄生したライオネットは<悪>に属性が変化しています。
元が粘菌の様な生命体なので、自由に体を収縮させる事ができ寄生主の身体能力や治癒力を何倍にも増幅する事が出来ますが、ある一定の音域の”音”と”火(熱)”が弱点という特性があります。寄生主と“シンビオート”はお互いに人格を持っているため一人称が “WE(俺達)”なので、ヴェノムの自己紹介は “We are Venom.!”。
次ページでは続編にあたる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』を解説していきます!
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