『DUNE/デューン 砂の惑星』ハルコンネン家所属のキャラクター
ウラディミール・ハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)
帝国の大領主ハルコンネン家の当主。爵位は男爵であり序列がこの世界でも同じであれば5位階の中で最下位。
極度の肥満であり、移動をする際には浮遊装置を使用し空中を移動する。同じく大領主であるアトレイデス家に対しては確執があり、一方的に目の敵にしている。スキンヘッドに異様な巨躯。そして不気味な雰囲気に儀式と悪役らしさを詰め込んだThe悪役。
元々は帝国より惑星アラキスの統治を命じられており、惑星アラキスの香辛料を掌握していた事から金銭面では帝国を脅かす存在になり得る程までに保有している。反面、ハルコンネン家のみでの武力はアトレイデス家に劣るようで一勢力だけではアトレイデス家には対抗が出来ない。個人としては政治能力と生命力は非常に高いが、単純な戦闘力はあまり強くない模様。
グロッス・ラッバーン(デイヴ・バウティスタ)
ハルコンネン家に仕える武官であり、ウラディミール・ハルコンネン男爵の甥。
“ビースト”という渾名に相応しく、荒々しく残忍な性格をしており、叔父ウラディミールに心酔しており、アトレイデス家に対して強い怒りを抱いている。アラキスへの侵攻が始まると、その巨体をフルに利用して戦場で怒りの感情を爆発させて様に大立ち回りを見せる。
武力面では光る面を持つが、短慮でカッとなりやすい性格をしており政治的な視点や能力はほぼ皆無。
パイター・ド・フリース(デヴィッド・ダストマルチャン)
ハルコンネン家に仕えるメンタート。
武に極振りしているグロッス・ラッバーンに対を成し、政治面でハルコンネン家を支える。謀略を張り巡らせるシーンではウラディミールに帯同しており、彼からの信頼も厚い。ハルコンネン家陣営なので、もれなくスキンヘッドで見分けがつきにくいが下唇に黒の目印がある。
『DUNE/デューン 砂の惑星』フレメン所属のキャラクター
チャニ(ゼンデイヤ)
デューンこと惑星アラキスの先住民であるスティルガー率いるフレメンの戦士。
ポールの予知夢に何度も登場する女性で、将来的なシーンが多く挿入され物語の核心にいるキャラクターではあるものの『DUNE/デューン 砂の惑星』での登場は後半であり、名前が分かるのも終盤と詳しい事は謎のまま。
外世界(別惑星)の人間に対しては他のフレメン同様に厳しい態度を見せ、初めてポールを見た時には、外見からひ弱な少年だと考えており「あなたは”本物”じゃない。ーでも名誉の死を」と辛辣な言葉を告げる。続編『Dune: Part Two(原題)』ではヒロインに。
スティルガー(ハビエル・バルデム)
フレメンの戦士であり、一帯のフレメンを率いる部隊長。
最強の物がリーダーとして皆を率いるというフレメンの掟からも分かる通り、個としての能力はフレメンの中でも高く、仲間やアラキスの自然を守るためには手段を選ばない武骨な戦士。
またレト公爵との会談にも出席したり、ポールとレディ・ジェシカを守る様な行動を取る等フレメンの枠に収まらない外交的な手腕も見せる。
ジャミス(バブス・オルサンモクン)
スティルガー率いる部隊に所属するフレメンの戦士。
ポールと物語上、決闘をする事になるフレメンであり物語上では傲慢且つ短慮なキャラクターになっている。決闘には敗れるが、チャニに「ジャミスは強い」と謂わしめるほどの実力者でありスティルガー率いる部隊の中では上位クラスの戦闘力を誇る。
『DUNE/デューン 砂の惑星』帝国所属のキャラクター
リエト・カインズ(シャロン・ダンカン=ブルースター)
帝国に仕える生態学者であり、監査官。
惑星アラキスの統治がハルコンネン家からアトレイデス家へ移行するのを見届ける責任を持つが、その責任の範囲は”見届ける”事であり統治の移行スムーズに行くことを管理するまでには及ばない。
砂の惑星アラキスに20年も移住している変わり者として登場するが、実際には帝国に属するものの惑星アラキスの先住民であるフレメンであり、砂の民。
ガイウス・ヘレン・モヒアム(シャーロット・ランプリング)
ベネ・ゲセリットの教母。
クイザッツ・ハデラッハと呼ばれる“救世主”を誕生させる事のみを目的としており、それ以外の政治的な意図は無く、その目的のみで物語に介入する。
帝国内でも高い権力を持つベネ・ゲセリットの教母である為、ポールとレディ・ジェシカの生殺与奪を謀略の場で自分の意志一つで決定するなど彼女自身も帝国内では非常に強い発言権と権力を有している。また”魔女”と呼ばれておりレディ・ジェシカ同様に”声”を使用する事が出来、身体能力こそ年齢相応のようだが、高い殺傷能力を誇る。
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