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『メメント』2000年:<あらすじ>と考察・ネタバレ

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出典:imdb
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難解だけど面白い!2000年公開の映画『メメント』の作品紹介と簡単なあらすじ。感想とネタバレを含んだ考察を公開しています。

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作品紹介

クリストファー・ノーラン監督作品としては2作目の長編映画にて出世作。
アカデミー賞において脚本賞、編集賞にノミネートされるなど封切時11館のみでの放映だった事を考えると異例の快挙を成し遂げた名作。
クリストファー・ノーランの弟であるジョナサン・ノーランが書いた短編『Memento Mori』をベースに映画化。
ちなみに『Memento Mori』=メメントモリは「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」というラテン語の警告で”Memento(メメント)”という単語自体は英語で”記憶の種・思い出”という意味。
タイトルの通ろ、10分しか記憶の持たない主人公の”記憶と思い出”が”謎”を呼ぶサスペン映画。

あらすじ

ある日、自宅に押し入った”何者”かに妻を強姦殺害された主人公・レナード(ガイ・ピアース)は現場にいた犯人に突き飛ばされ、そのせいで記憶が10分間しか維持できない体になってしまう。
記憶が10分間しか持たない彼だが、妻を殺した犯人に復讐を誓い、時に重要な言葉は刺青として自分に書き込み、出会った人物や訪れた場所はポラロイドカメラで撮影し”記録を残す”事で犯人に迫っていく。
しかし、そんな中彼は自分の曖昧な記憶と、自分の残した記録。そこに生じた矛盾に疑心暗鬼に苛まれていくのだった。
果たして犯人は誰なのか?本当の事実はどこにあるのだろうか?

みんなの『メメント』レビュー分析

DATE:対象:Filmarks/Amazonレビュー新着順 各100(gokitsu調べ2020.09.19)

Filmarks/Amazonでの『メメント』新着順レビューTOP100を分析しました。
結果としては、やはり”面白い”よりも”理解が難しい””難解”という意見が多いですね。
テネットが放映開始というタイミングもあり、クリストファー・ノーラン作品として観ている/見直している人が多いのも特徴。登場人物では主人公の”レナード”に次いで”サミー”がランクインしており、”サミー”の回想シーンが観た人にとって印象深いシーンだった事が分かります。

感想

初めて観た時は衝撃を受けました。個人的には映画の概念を覆された映画ですね。
今でこそ”ありそうですが”時系列が逆向きで”結末”から”始まり”へ向かう。なんの予備知識も無く見ると序盤は”?”になると思いますし、面白さにも欠けると思います。眠たい時に観ると確実に寝れます。でも騙されたと思って最後まで見てほしい。引き込まれる事間違いなし。こんな綺麗などんでん返しはあまり無いと今でも思ってます。
まだ観てない人はネタバレ厳禁。この映画『メメント』のネタバレは極刑級です。

※未視聴の方は、次に進まないで下さい。
エンディングでこの話のタネが分かっても2回目をきっと観たくなるハズ。そして2回目は序盤から楽しめる。1度で2回以上楽しめるそんな映画。
とはいえ、製作費$9,000,000という予算で作られたアイデア/構成勝負の作品なので若干荒い所もありますし、過去から現在に流れるストーリはモノクロで表現され見にくい部分もあるのは確か。

クリストファー・ノーラン作品ですが他の作品に比べ『メメント』の知名度は低めなので、とっつきにくいかも知れませんが一度観る事をお勧めします。

考察/解説など

ネタバレを含むため、「問題ないよ!」という方のみ次ページにお進み下さい!

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